先日北大店からも紹介がありました大人気ブランド「THE NORTH FACE」の新素材「FUTURE LIGHT」
サンプルをお借りして使ってみました!
今回着用したのはSUMMIT SERIES「L5 JACKET&PANT」
70Dのストレッチナイロンを使用したソフトシェル地のハードシェル新素材「FUTURE LIGHT」が誇る「高い通気性」を存分に感じられるモデルです。
当日はスタート(標高約450m地点)AM8:00 -2℃ドロップポイント(標高約960m)2本目登返 AM12:00 -8℃

時折ガスがかかる時間帯もありましたが終始快晴で日差しの暖かさを非常に感じました
2時間弱のハイクアップと30分ほどの登り返しを2本の計3本の滑走時間にして5時間程の行動中着続けていましたが、


「FUTURE LIGHT」、、すごいです。さすが高通気素材。
ここで皆さんに理解して頂きたいポイントは透湿性と通気性の違いです。
透湿性は読んで字のごとく「衣服内の湿気(ムレ)を衣服外に透過させる性質」こちらが多くの防水ウエアに採用されています
通気性も字のごとく「衣服内を空気が通過していくこと」「FUTURE LIGHT」は高通気素材
ジャケットを着て行動した場合衣服内は湿度の高い状態になります。多くの防水素材は衣服内と外気の湿度の差に呼応するように湿気を外に吐き出していきますが湿度が高くなりすぎると汗となり体を濡らしてしまいます。その対策として最近ではウールのインナーやドライレイヤーを着用し汗をかいても冷えない、不快感を感じないレイヤリングが主流ですが
通気性のある素材の場合衣服内と外気の湿度差に左右されずに、空気が外から中、中から外と流れていきます=こもってしまったムレは空気と一緒に衣服外に排出され汗になることを未然に防ぎます。大げさに言えば外気と衣服内の湿度が常に一定に保たれるのです
今回の様に天気のいい日は衣服内の湿度が高まりやすく多くのシェルの苦手なコンディション(衣服内のムレの高まるスピードが速い)
行動中は暑くシェルを脱ぐ日差しに騙され停滞中もそのままでいると一気に体が冷える冷えた体を温める為インシュレーションやシェルを着て行動するもすぐに暑くなり脱ぐなんてスパイラルにはまりがちですが、
高通気素材「FUTURE LIGHT」は大丈夫!圧巻のパフォーマンスでした。
通気素材を採用したシェルは他にもありますが「FUTURE LIGHT」はこんな風に風に向かって手を広げると空気が通るのを感じるほどの通気性!

一見完璧に見える高通気素材ですが、注意の必要なポイントが1つ良さである通気性が防風性、防寒性を弱くしてしまうという見方も出来てしまいます。
常に強風にさらされる状況や天気待ちなどの停滞時には透湿素材よりプロテクション能力が弱く感じることも今回の参考でもドロップ前に15分ほどの停滞がありましたがいつもより体の熱の落ち着きが早いように感じました。
SUMMIT SERIESと言えばTHE NORTH FACEの中でも過酷な環境に向けて作られたアイテム実際にアスリートたちは世界の名峰で使用しています。
インナーにはフリースではなく、最近開発が進んでいる通気中綿のジャケットアンダーウエアを今までよりも1つ保温性の高いモデルにする等防風性、防寒性は他のアイテムで十分補える部分ではないでしょうか
デメリットを補っても有り余るメリットを持つ高通気素材「FUTURE LIGHT」来シーズン購入リスト筆頭のアイテム間違いなしです!
ちなみに、利尻、、最高でした離島ではなかなか出会えないTHE DAYここからはスプリングシーズン到来まだまだ楽しみましょー!!!