大雪山ラバーズ、北大店の堀です。
7月13~14日、旭川店の宮地と女子2人で、4年ぶりに開通したクチャンベツ登山口から入り、山中のオアシス「大沼」で1泊してきました。
小沼に映る青空。。(;0;)
4年の月日を超え、やっとこのゲートを超える日が!!><
この日は、「NPO法人かむい」さんが笹の刈払いを始める日と重なり、登山口でお会いしました。
本当は後ろをついていきたいところですが、そういうわけにもいかないので帰り道に期待しつつお先に出発。
笹狩り直前の最後の藪を体験できるなんて貴重なこと!!>v<
事前情報では、笹が伸び切っていてとても荒れた道、、とのことで、ゴム付きの作業グローブをはめて、どんなもんかと覚悟してスタート。
スタートして早々、笹が足元を覆いかぶさり道がわかりづらく。。
旧道の名残で途中二又に分かれている道がありますが、そちらは通らずピンクテープに沿って進めば迷う心配はありません。
時折背丈ほどの高さの笹もあり、これか~~と、二人でヒ~ヒ~言いながら笹漕ぎ。
私としては藪漕ぎよりも疲れたのが、途中のドロドロの滑りそうなえぐれた地面と石。
前日までの雨の状態にもよりますが沼エリアの登山道だと考えると、常時こんな状態かなと。
幅広の川の渡渉は1箇所のみですが、早々に靴がドロドロになるので、大沼までの往復だけなら長靴の方が歩きやすそうです^^;
ワタスゲが揺れる中、木道を渡る。
出発から約2時間、午前9時前に早くもテント場に到着。
沼の水の増水で1張りしか張れないという情報を聞いていたので私の1人用テントは置いていき、二人用テントを1個持ってきていたのですが、この日はだいぶ水が減ってきて土も乾いていたので広々。
石がごろごろしているエリアを除くと、大沼に入ってすぐ左側に3~4張りくらい張れる余裕はありました。
この日は他に泊まる人は来なかったので、ありがたいことに貸切。
早速テントを張り、背中も軽くなりひと息。
まだまだ時間に余裕があったので、テントに荷物をデポして、軽装備で五色岳まで行くことにしました。
実はここからが笹藪の本領発揮地帯のようで。。大沼に着く前にすれ違った方から、藪が凄すぎて引き返してきたというのを聞いていたのでした。
聞いての通り、沼の原の木道を過ぎると身長を超える笹が覆っていました。
日高の藪漕ぎに慣れた宮地はどんどん進んで見えなくなり。。
なんとなく道が付いているので迷うことはありませんが、段差や木の根が見えないので足元に注意です。
五色が原の取付きまでの間、何度か続いた笹は薄れ、ひとまず安心かと思いきや。
急坂泥地帯に入ります。ズルズルなので両脇の笹をつかみながら登ります。
この泥道がまたエグい。。。
一気に高度を上げ、やっと開けたところに雪渓が。
3か所くらい続きます。
ここまでもなかなかしんどかったですが、
ここからの長い木道を少しずつ高度を上げながら黙々と歩くのもすごく長く感じました笑
そんな二人を待っていたのは、チングルマやチシマノキンバイを始めとした高山植物の花たち。。
他にはキバナシャクナゲ・エゾコザクラ・ウコンウツギ・ホソバウルップソウなどなど^^
後半は花の写真を撮りながら、大沼から約3時間半で五色岳に到着。周りはガスっていたので真っ白。
忠別岳方面の分岐の看板を見つけると、あ、ここか~という感じでそれぞれの山旅の記憶が蘇る。。
縦走路のなかでは気づかず通り過ぎてしまう五色岳。ここにありますよ~↓↓
大沼までの戻り道ではなんと!もう笹狩りされているところが!!T T
まさか一日で沼の原まで進むなんて!!
↓行きの時の想像がつかないほどきれいに広く道ができていました。
ありがとうございます!ありがとうございます!!
15時過ぎ、ルンルン気分で大沼に戻ったころ、なかなか強めの雨になり久しぶりにレインウエアがびしょびしょに。
すぐにテントに避難して雨が止むのを待ちながら夕ご飯の準備。
夕ご飯は宮地おまかせメスティン炊きたてご飯と野菜炒め(ハムステーキ添え)&フリーズドライ牛テールスープ>v<
御飯ができたころ、ちょうど雨が止んだので外でディナータイム♡
風はほとんどなく、波がない沼の水面には空がそのまま映りこんできました。
岩がなければ写真を逆さにしてもわからないくらいです。
笹狩りと景色に感謝しながら、まだ明るい19時には就寝。朝4時起きだったのでもう眠いw


ベーコンを先に焼いてとろけるチーズを3枚乗せた、プチ贅沢なベーコンチーズサンド。


朝ごはんを楽しんでいる間に、念願かなってトムラウシ山が少しずつ見えてきました!!
旭岳側から見えるトムラウシとは全然違って見えます。
朝も無風。逆さトムラウシを撮ることができました^^



