西寄りの風はあるものの、天気は晴れ。
写真は稚内方面ですが、この日はサハリンまで望むことが
できるコンディションです。
初日と2日目に風でキャンセルとなったレラモシリのツアーを
滞在3日目までスライドしていただき、やっと利尻山に入れることに。
前日の予報で西寄りの風であったため、この日ガイディングしていただく
渡辺敏哉さんが前日のうちに風下となる島の東側、アフトロマナイルートの
スタート地点にスノーモービルをデポしてくれていました。
しばらくは平坦ですが途中からはウェーブのような地形もあり
これだけでも少し楽しめます。
お気づきの方もいるかもしれませんが利尻山の懐に近づくにつれ
雪のコンディションが、、、
久しぶりにフレッシュスノーを見てモービルで引っ張られながら
自然と口元も緩みます!
それぞれスキーとスプリットボードにシールをつけ
ハイクアップ開始。
当日、頭上にはiPhoneの画角に収まらないほど 巨大なレンズ雲が。 この日も上空はかなりの風のようです。
ちなみにこの日のパーティは我々スノーボーダー4人の他、 東京からいらっしゃったスキーヤーの方が1人、とガイドの敏哉さんの6人です。 ご一緒した方は、エベレストに登頂した経歴もあり、 セブンサミット(7大陸最高峰)も狙っているのだとか。 しかも、残りは2つとのこと。 スゴイ方でした! 
歩き出して間もなく開けた斜面があちらこちらに。 独立峰の利尻山は尾根や沢が複雑に360度広がっているので、 日射や風のコンディションを読んでいくと、その日どこの 斜面が滑るのに適しているのかある程度推測をすることができます。 と、言ってもやはり行ってみないとわからないこともありますがね。

北海道の中でも特に森林限界が低い利尻島。 道内の森林限界はおおよそ標高1000mあたりが一つの 目安になりますが、厳しい気象条件のおかげで 針葉樹は標高600メートルを 超えたあたりから極端に少なくなります。 そこから上は既にアルパインエリアの様相。
風の通り道となる尾根上はやはり硬めのコンディション。 
目の前には壮大な地形、そして振り返れば日本海。
雪の状態が芳しくないこともあり、これ以上標高上げても 楽しめなさそう、という敏哉さんの判断で この日は標高840mあたりまで登り滑走の準備へ。

日が昇るにつれ風も穏やかになり雲も少なくなってきました。
滑り出す前に集合写真!(笑) 
前半2日間、本命の山に入れずたまったフラストレーションが開放されています(笑) みんないい顔です。
念願の利尻山1本目を前に、しっかりラインを選びます。 
満を持して一本目。
https://www.youtube.com/watch?v=UXsxiExLavM
リンクからアクセスお願いします。
(サイトのシステム上埋め込みが1つしか使えず、、申し訳ありません)
標高差400mを滑り抜け、2本目の登り返しへ。 
すると3日間待ち望んだ利尻山ピークがお目見え。もうこれだけでも今日は十分、と思えるほど綺麗でした。
2本目滑走動画
https://www.youtube.com/watch?v=wxreP6kd4rY
やはりロケーションがたまりませんね。
もう一本登り返して滑ってあとは車までほとんど止まらずに モービルで引っ張ってもらった3〜4キロの帰り道をゆったり滑ります。 https://www.youtube.com/watch?v=ZCZ072Kc2Vg

車までたどり着いての一枚。 ハッピーがにじみ出ていますね(笑) 山にピントが合ってしまいました、、、

すっかりピーカンになり、宿までの帰り道に 山の全容がよく見えるポイントに寄り道。 翌日の好天を祈ります。
そして今回アテンドしていただいたレラモシリの渡辺敏哉さん(写真左)。
利尻山を知り尽くした敏哉さんのバックカントリーツアーに参加すれば、その日ベストな 斜面に連れて行ってくれること間違いなし。
併せてペンション レラモシリも経営されているので、 利尻島に行く予定の方はこちらも要チェックです。 http://www.maruzen.com/tic/oyado/
さて、長くなりましたがこれにて 利尻バックカントリーツアー4Days の 第3日目のレポートとさせていただきます。
最終日はどうなるのでしょうか。 もっと高いところに行けるのか、4日間で1番いい日になるのか?!
次回のレポートもお楽しみに〜












