前から自転車で走って見たいと思っていた、琵琶湖疏水
関西方面に来る機会がありましたので行ってきました♬

JR大津駅 滋賀県からのスタートです♪

大津駅の北口広場 偶然にも折りたたみ自転車の方が…

Ori Bike SURPAZ AR18
今はもう手に入らない折りたたみ自転車の名車です。
ツーリングではなく通勤だそうでこれから京都に輪行されるそうです。
お勤めご苦労様です。

今回のツーリングのお供はpacific Cyclesのbirdy Air
もちろん、こちらも折り畳み自転車の名車です。

birdyは前輪と後輪が畳めコンパクトなサイズになります。

折り畳んでいる状態だとリアディレーラーが前輪と後輪で
守られ輪行でよくあるエンド金具の変形を防ぎます。
とても安心です♪

ハンドルを起こし

前輪を組み立て

シートポストを伸ばし後輪を組み立てると完成
Airはロード調のタイヤなので軽く速く走れます。

今日は日帰りツーリングなので荷物は
BROOKS のサイクルバック 今回の旅のお供です。

JR大津駅北口からまっすぐ坂を下ります。

すぐに海のような場所に来ました。これが日本最大の湖 琵琶湖です。
北から南まで直線で約70kmあり強者は自転車で琵琶湖一周日帰りで走るそうです。(僕にはもう無理です😞)

西側に見える山は比叡山比叡山の向こうは京都になります。

今回はあまり下調べはせずに来ました。行き当たりばったりで行こうと思います。

西に向かい疏水への注ぎ口を探します。
湖が大きいと観光船もとても大きいですね。

10分ほど走ると第一疏水の入り口を発見


ほんの少し奥に行ったところには第二疏水の入り口が

よく滋賀県の人たちが京都の人たちに琵琶湖水止めたろか〜と言うのはこの琵琶湖疏水の事で明治時代疏水が出来るまで京都の人たちの飲料水は井戸水でした。
東京に首都が移り京都の活気が低迷している中再び京都に活気を戻そうと言う事で始まった疏水事業 大阪、京都から滋賀への舟運、農業用水、防火用水飲料水や日本初の水力発電など大規模なプロジェクトだった様です。

基本 第一疏水沿いに道があるので流れに沿って出発です。


すり鉢状になった疏水を進みます。





1kmほど進むとローマ風の建物のトンネルが


トンネルで疏水がなくなると道も行き止まりに迂回してトンネルの出口を探します。

庭に柑橘類が はっさくかな?
北海道では柑橘類は育たないので羨ましいです。

少しそれた場所に京都方面に向かう道を発見
Google maps便利な世の中になりました♪


道は険しく寂しくなり

ひたすら坂を登ります。

ちょっとした峠道です。


息も切れ切れなんとか峠の頂きに到着
昔 ここを通る人たちの安全祈願なのかお地蔵様が…
この峠道 小関峠と言われ東海道側の逢坂越えを大関
裏街道のこちらを小関と言っているようです。
日本海側の若狭湾より京都に鯖を運ぶ為の街道で鯖街道とも呼ばれています。

ここからはちょっとしたオフロード

birdy Airでは攻めた走りはできず恐る恐る下ります。

birdy GTかclassic EVO 向きの道かな

坂の途中、怪しげな構造物を発見

琵琶湖疏水第一竪坑
トンネル掘削の効率を上げる為両側から掘り進む為の竪穴でした。

第一竪坑からさらに下るとやっと街中に
疏水発見❗️

桜の木が生い茂り春の桜の時期に来たら最高だと思います。

ここからはお散歩コースになります。


梅かな?



この疏水 水が全然流れていません。
渇水期かな?

京都山科の街が見渡せる場所で小休止

休憩終了 再出発です。




この橋、何の変哲も無い小さな橋ですが…
日本最古のコンクリートの橋…だそうです。
重要文化財?

いくつかのトンネルを越え道が行き止まりに!
このトンネルを境に疏水は京都の街中に抜けるようで
疏水沿いの道はもうありません。
国道に迂回して京都市街に向かいます。


国道に合流。

国道の峠?の頂きにごちゃごちゃ感満載の整備工場が!
あれはルパンのクルマ?

整備工場のご主人いわくバイクと車が好きで気が付いたら
こんな風にになっていたそうです。
この感じ嫌いではないです

国道の峠を超え横道に入ると再び疏水と合流

ここから京都の街中までは高低差が大きいので
船で行き来をする為にはこの高さまで船を運ぶ必要があります。

線路を使った滑車で船ごと運搬 ここから琵琶湖までは
緩やかな流れなので船で遡上することができるようです。

あれ?今まで疏水に水がなかったのに

第一疏水は渇水していますが
どうやら第二疏水は水が流れているようです。ここで合流しているようです

合流した疏水は傾斜のあるパイプに流れ込みタービンを回し発電します。
明治の昔、水力発電で得た電気で京都の街に灯りをもたらしてくれたようです。

貯水場?


流れ込みを発見

しばらくすると整備された煉瓦の道に流れと共に先に進みます。

またもや行き止まり❗️
かと思われましたが

疏水を渡り右側の階段を降りると

煉瓦の建造物が…


なんとローマ水道の橋のような構造物が❗️

実は今回のツーリングこの美しい煉瓦の橋を観に行きたくて企画しました。
この美しい水道橋 ルパンのカリ○ストロの城を連想してしまいます。
先ほどの整備工場の(ルパンの車)
ルパンつながりだったと言うオチなのでは(笑)

橋の下からの眺め
合わせ鏡のような感じで幻想的です。

人がいるとまた違った感じに。


明治の昔から絶え間なく水が流れている事を
考えると凄いの一言に尽きます。
パワースポット認定です。

水路閣(煉瓦アーチの橋)を超えるとまた行き止まり
戻って疏水の出口を探します。


煉瓦アーチの橋は京都南禅寺の中にあります。

南禅寺にあるこの建造物高さ22m三門または天下龍門と呼ばれています。
昔、石川五右衛門が 絶景かな絶景かなと唱えてのはこの三門だそうです。
やっぱりルパンつながり❗️
大きすぎてカメラに収まりません。

疏水の旅は続きます。
中学校の奥からから西側に流れている疏水を発見。

流れはまっすぐ京都市街に向かっています。



流れに沿って行くと大きな水場に合流

ここから線路と滑車を使って船を高台まで運搬していたようです。

疏水の旅も残りわずかみたいです。



最後の水門かな?


この先で鴨川と合流です。

鴨川に到着!
大津を出発して約4時間40分
しばらく自転車に乗っていなかったのでお尻が痛いです(笑)
お腹が空いたのでお昼ご飯を食べに行きます。

東大路通りと今出川通りの交差点から東側にあるハイライトと言う食堂で昼食です。
学生向けの安くて美味しくお腹一杯になるお店です。実は約30年前よく通っていました(笑)

昔からの定番定食 ジャンボチキンカツ定食
チキンカツは2人前(2枚)ライスは普通で大盛りの量があります
これで730円は安い❗️

30年ぶりの味に舌鼓 お腹一杯になりました。
近くに銀閣寺の哲学の道があるので行って見ました
。
京都らしい情緒ある風景です。
実はこの水路も疏水のようです。

哲学の道からの眺め

鴨川 四条大橋に来ました。
上流に見える橋は三条大橋 良くテレビに出てくる橋です。
鴨川の左側が先斗町 右側が祇園になります。

先斗町でぽんとちょうと読みます。
先斗町 昔からの飲み屋街で
祇園はお金持ち 先斗町は庶民と住み分けがされていました。
せっかく京都に来たのだから飲みに行ってみるのも良いかもしれませんね
ただし祇園はお値段が高いのでご注意を!

思いのほか天候にも恵まれとて気持ちのいい楽しいツーリングでした。
今回は疏水の水が無かったのが少し残念でしたが桜の花が咲き疏水船が運行する春にツーリングするのがいいのかもしれません。
関西方面まだまだ楽しそうで行って見たいツーリングコースがありますのでまたのの機会にでもご紹介できればと思います。ご視聴ありがとうございました。