久しぶりの投稿ですね、みなさんお元気でしょーか?
わたし@kihoはというと、先週に余市岳へBC。最高の天気と最高の雪の南斜面を2回おかわりしちゃいました。
まー、おかげで次の日はふくらはぎパッツパツでしたが。自然のパワーがっつしいただきまして、ありがたいです~。
今日は1Fグッズコーナーの角でひっそり展開されている書籍コーナーより、わたくしがオススメする本たちを紹介いたしまっす。
今回は「単行本シリーズ」。そして、山岳図書。スリルある読み物。
お手頃な価格と小ささが魅力的。あたしは単行本かなり好きです。ついつい買っちゃいます。
まずは「劒岳 <点の記>」。
文春文庫 新田次郎著
かつて、決して登れない山と言われていた劒岳。
明治時代に、地図上で空白となっていた部分を埋めようとして山頂に挑んだ、測量士と山案内人たちの物語。
ちなみに、昭文社の「山と高原地図」の劒岳山頂部分にネタバレあります。結末を読む前に見ちゃダメ~!続いて…「落ちこぼれてエベレスト」。
集英社文庫 野口建著
あきらめない。ことを教えてくれる1冊。自分の存在価値すら見失っていた著者が、登山と出会うことによって自信を手に入れていく。その後も幾度と無く挫折や失敗を繰り返すけれど、自分の原点に立ち返り、真摯に己を見つめなおす。
結果、それは新たな道を切り開いていき、7大陸最高峰世界最年少登頂の実現という栄光へと繋がっていきます。次は…「灰色の北壁」。
講談社文庫 真保裕一著
すべての謎は、あの山が知っている!
天才クライマーに降りかかった悲運の死。標高7000mの北壁で、彼が見たものは何だったのか。
『ホワイトアウト』から10年。渾身の山岳ミステリー作品です。
世界のクライマーから「ホワイト・タワー」と呼ばれ、恐れられた山がある。死と背中合わせのその北壁を、たった1人で制覇した天才クライマー。その業績に疑問を投じる一編のノンフィクションに封印された真実とは……。表題作ほか全3編。新田次郎文学賞を受賞した冒険&山岳推理小説。まだいきます、「孤高の人(上・下)」。
新潮文庫 新田次郎著
この本は、読むたびに胸が熱くなり、涙が止まらなくなってしまいます。それだけ、この小説には人を引き込む強い吸引力がある。その正体は、主人公の加藤文太郎の人柄。物語が進むにつれて、彼の一挙手一投足、一喜一憂にこちらも気持ちを躍らせたり悔しがったりしてしまう。
周りからの誹謗中傷にも負けない一種の頑なさ、不器用さを貫く彼の生き方は、読む人の心に鮮烈な純粋性を映し出すでしょう!そろそろ最後、「凍」。
新潮社文庫 沢木耕太郎著
山野井泰史、妙子夫妻がギャチュンカンで体験した究極のサバイバルの物語。
身も蓋もない言い方をしてしまえば、冒険や登山のノンフィクションというのは結局、死の淵から生還した物語が一番面白い。
日本最高のノンフィクション作家が、登山史に残る脱出激を描いたのだから面白いに決まってる!!
読んでいて、「どれだけ取材したらこんな文章を書けるのか?」とため息が出てしまう一冊。
かなり長くなってしまってすみません…。もっともっと沢山紹介したいのですが…叱られそうなので止めておきます。
他にも読んでみなきゃ分からない、文字だけじゃ伝わらない
そんな本がたくさんあります。
単行本は読みたそうな友達にそのままプレゼントしやすいので、おうちには同じ本が2~3冊あったりします。
本を読んだらお腹も満たされる体になったらいいなー
では、アディオス!