ポンショカンベツ川を1泊2日で沢登りに行ってきました。
でも普通に行っても面白くはないので、行ったことが無い沢を事前情報をなるべく入れずに、文明の利器を極力頼らずに行きました

文明の利器とは電池で動くもので、ライト、GPS、スマフォ、時計として、例外的にデジカメは記録用として持って行きました。
本来は日帰りでも行ける沢という事ですが、のんびり札幌を出発し昼過ぎに入渓。
しばらくは単調な河原が続きます。
のんびりしすぎたために暗くなりだしてからお米を炊きました。
文明の利器を極力頼らないので、ガスなどの火器は持って行かなく、焚き付けは現地調達したガンピで焚き木も流木を集めました。
でもさすがに火をつける技術はないのでライターは使用しました。
夜はテントもツエルトも張らずにシュラフカバーのみで焚き火の前に雑魚寝なので、寒くならないように多く集めました。
暗い中、焚き火の明かりのみの食事はなかなか大変でした

炊事用の焚き火の配置から、夜中の暖をとる用の開き傘タイプの焚き火にし、夜中に目が覚めた人が焚き木をくべることにしました。
夜中に何度か目が覚め、夕食時確認したカシオペア座が大体110℃ほど移動していることがわかり、星は1時間に15℃移動し約7時間経過したことになり、長い長い夜がそろそろ明け、今回の沢登りの半分ぐらいまでは何事もなく過ぎようとしてました。
翌朝明るくなってからの自然起床で起きだし、朝と行動食用の米とみそ汁とサツマイモを蒸し焼きしました。
何枚もひたひたに水に浸したフキの葉でサツマイモを包み、火から少し離したところに置き熱された石で塞ぎました。
しばらくすると葉が焦げていたので、新しいフキの葉で包み直したら最高に上手く焼けました

実は昨晩は暗すぎて見えずに少しは失敗しましたが、、、
ご飯は2日間とも最高に美味く炊けたので、塩とみそだけの味付けでも美味しくいただけました

時間がわからないので、のんびりしすぎのタイムアップビバークするとまずいのでそろそろ出発


やっと滝が出てきた。
帰ってからデジカメの写真の時刻を確認すると大体予想通りの時間でした。
今回は強力なパートナーのおかげや9月下旬とは思えない温暖な天候に恵まれ、トラブルや不安なく無事に下山できました。
※普段の登山においては日帰り登山でもヘッドランプは予備を含め2個と、時計、通信手段などは必ず持って行きますのでみなさんもお忘れなく。
白石登山コーナー 中川