
私は二泊三日と予備日1日で挑みました。出発前に熊などの最新の情報を得るのに「羅臼ビジターセンター」や「ルサフィールドハウス」に立ち寄りください。
詳しい内容は「知床半島先端部地区利用の心得」「シレココ」のサイトをご覧ください。
出発前日にルサフィールドハウスに着くとすぐスタッフさんから『残念なお知らせがあります・・・観音岩の高巻ポイント付近に鹿の死体に餌付いている熊の情報が入りましたと・・・』200キロを超える大きなオス熊がいるとのことす。
この一言で、計画を中止にしようと考えました。しかし、ここ以外にも熊に遭遇することはあるので危険を感じたら即敗退を肝に銘じて出発することにしました。
実際に行ってみると熊の姿は見えずで、ホッとして休憩していると海から熊が出没しました。熊は私達がアクションを起こす前に、私達の存在に気づいて山に帰っていきました。
行けないかもしれないと思っていた観音岩をラッキーなことにクリアすることが出来ました。これでトレッキングのスタート台にのりました🎵
ペキンノ鼻の高巻です。漁師さんのロープが設置されていてとても助かりました。
熊の親子を近距離で見れるのは『ザ・知床』ですね。
ずっと眺めていたかったのですが、また熊がすぐに私たちの存在に気づいて
山に帰っていきました。
ここから少し歩き二本滝を初日のキャンプ地としました。
赤色の矢印が歩くところです。
岩がもろく滑りやすいので注意です。上部は支点が無くロープがありません。
下部は写真のように漁師さんのロープがありました。
私は30mの補助ロープを持参しましたがあと20mくらい足りませんでした。
海岸から高台に登ると知床岬の白と黒のシマシマの灯台が見えました♥感動
一緒に行ったメンバーがドローンで知床岬を撮影してくれました。
知床岬灯台に寄って大休止を取りました。復路は同じ道を歩いて帰ります。
食糧やにおいの付くものをおいていなかったので無傷でした。
キツネなどの動物にテントを荒らさる事例が出ていますのでご注意下さい!!
帰りを考えると少しでも早く渡渉ポイントを通過したいので、
テントを二本滝からペキンノ鼻に近い浜に移動しました。
三日目はここからスタートしました。
次に歩いた身長165cmの私で太ももギリギリ濡れました。
海岸沿いには沢山の骨が落ちていました。
鹿の頭蓋骨と一緒に記念撮影
これで勝利を確信しました‼
しかし、車に戻るまでどこでアクシデントが起きてももおかしくないので
ハラハラドキドキの連続で気の抜けないトレッキングでした。
なんとか無事に二泊三日の大冒険は幕を閉じました。
やっぱり冒険の核心は家までの運転でした。
知床岬で使用した装備など、何かございましたらお気軽にご相談ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
旭川店 宮地