【日高の沢登り】豊似川右俣沢・左俣沢

今年はフリークライミングを頑張る!
と決めたのに結局夏は沢登りにハマっている登山コーナー泉です。
8/7(水)に白石店小山田さん・北大店双樹と
豊似川右俣沢に行ってきました。
個人的には日高の沢はこれが2本目。
まだまだ沢初級者な自分にとって日高の沢は
V字の深い谷と厳つく難しい沢が多いイメージがあり
これまであまり選択肢に入りませんでした。
しかし日高の沢といえばこの人!な
日高ツウの小山田さんに提案してもらい
今回はこの沢へ赴くこととなりました。
トヨニ岳右俣は山谷(北海道の山と谷)によると
片道の頂上までで約9時間。
工程が長い上にそもそも遠いので
仕事後移動し上杵臼除雪ステーションにて前泊。
【日高の沢登り】豊似川右俣沢・左俣沢_d0198793_16425728.jpeg
翌日は雨がぱらつく中スタート。
【日高の沢登り】豊似川右俣沢・左俣沢_d0198793_16442542.jpeg

脱渓ポイントに自転車を1台デポし
6時に行動開始です。

豊似川右俣沢のイイ所①
すぐに入渓できる
駐車ポイントのすぐ下が豊似川なので
出発後1分で入渓できます。
沢登りあるあるの林道歩きスタートが無く快適です。
【日高の沢登り】豊似川右俣沢・左俣沢_d0198793_16513231.jpeg
さあ行動開始から沢エキスパートの小山田さん
早いです。
【日高の沢登り】豊似川右俣沢・左俣沢_d0198793_16462806.jpeg
カット出来るところはカット!
沢を直線的に進んでいきます。

行動が遅い代表の泉・双樹ペアはいつもなら
この区間も律儀にくねくね沢沿いを歩いていたでしょう。
勉強になります。
豊似川右俣沢のイイ所②
渓観がとても綺麗
【日高の沢登り】豊似川右俣沢・左俣沢_d0198793_16473714.jpeg
歩いているとすぐに小さい釜が出てきます。
こういった様子、大好きです。

ぎゃんぎゃんスピードで河原を進むと
【日高の沢登り】豊似川右俣沢・左俣沢_d0198793_16522218.jpeg
滝が出てきました。
【日高の沢登り】豊似川右俣沢・左俣沢_d0198793_16572953.jpg
ここは右岸側を登れました。

その後も程よい滝が連続して出てきます。
【日高の沢登り】豊似川右俣沢・左俣沢_d0198793_16495692.jpeg
【日高の沢登り】豊似川右俣沢・左俣沢_d0198793_16510490.jpeg
【日高の沢登り】豊似川右俣沢・左俣沢_d0198793_17025248.jpeg
直登したり、脇を登ったり、巻いたり。
【日高の沢登り】豊似川右俣沢・左俣沢_d0198793_17051599.jpeg
時にはへつりも(中を歩けるけど)
【日高の沢登り】豊似川右俣沢・左俣沢_d0198793_17060326.jpeg
ここも横を行けるけどあえて中を行きます。

長いのに何してんねん!という感じですが
程よい滝が多くて楽しくなっちゃいました〜103.png


豊似川右俣沢のイイ所③
キャラクター様々な滝が多くて楽しい

【日高の沢登り】豊似川右俣沢・左俣沢_d0198793_17101501.jpeg
さて、そんな感じで若干遊びながら進みましたが
この区間も地味に長いです。

段々渓相が狭くなってきて
co800の二股を過ぎると
【日高の沢登り】豊似川右俣沢・左俣沢_d0198793_17115400.jpeg
これまでとはサイズが違う滝が出てきます。
ホールドがあるように見えたので
ここはノーロープで登りました。
若干怖いのと落ちたら怪我なので
パーティーによってはロープを出した方が吉ですね。
【日高の沢登り】豊似川右俣沢・左俣沢_d0198793_17584503.jpeg
その後は滝が小さくなりますが
まだまだ連続します。
【日高の沢登り】豊似川右俣沢・左俣沢_d0198793_18021348.jpg
この先は小滝ぐらいしか出ないかなと思っていると…
【日高の沢登り】豊似川右俣沢・左俣沢_d0198793_18031791.jpeg
なんとまた高い滝が出てきました。

ここも今回はノーロープで行きましたが
高くて怖かったです。
【日高の沢登り】豊似川右俣沢・左俣沢_d0198793_18095578.jpeg
↑下部
【日高の沢登り】豊似川右俣沢・左俣沢_d0198793_18104702.jpeg
↑中段。

実際は3段ぐらいになってました。
上部は灌木の方に少し逃げて上がりました。


豊似川右俣沢のイイ所④
ピリッとする滝もある


この滝を超えるといよいよ詰めっぽくなってきます。
【日高の沢登り】豊似川右俣沢・左俣沢_d0198793_18154984.jpg
全身を使ってのっこすような段差がひたすら続き
ぜえはあぜえはあ言いながら登ります。


最後は少し笹の藪漕ぎアリ。

稜線に上がるポイントが少しずれましたが
ハイマツをよじよじして北峰に到着!
【日高の沢登り】豊似川右俣沢・左俣沢_d0198793_18282307.jpeg
ちかれた〜〜

上がったところはテントが1張り張れそうな
イイ空間がありました。
小山田さんは冬の縦走の時に
ここで泊まるらしいです。

詰めあたりから土砂降りぎみでしたが
稜線に出るととちょっと落ち着き

ほんのり他の山も見えました!
【日高の沢登り】豊似川右俣沢・左俣沢_d0198793_18352743.jpeg
日高の稜線が決まる男、OYAMADA
【日高の沢登り】豊似川右俣沢・左俣沢_d0198793_18371192.jpeg
お花も咲いてた

豊似川右俣沢のイイ所⑤
日高の稜線歩きが気持ちい

1時間ぐらいでトヨニ岳(南峰)に到着!
虫がすごいのですぐに降ります。
【日高の沢登り】豊似川右俣沢・左俣沢_d0198793_18454720.jpg
ちょっとだけ東の稜線方向に向かい
コルあたりから沢に降りて行きます。
【日高の沢登り】豊似川右俣沢・左俣沢_d0198793_18470079.jpeg
序盤はこんな感じで草の急斜面。
【日高の沢登り】豊似川右俣沢・左俣沢_d0198793_18482011.jpeg
一気に500mぐらい降るとガレになってきます。
【日高の沢登り】豊似川右俣沢・左俣沢_d0198793_18494527.jpg
ゴロゴロの急斜面。
【日高の沢登り】豊似川右俣沢・左俣沢_d0198793_18505527.jpg
途中で懸垂を4回しました。
全箇所に残地あり。
【日高の沢登り】豊似川右俣沢・左俣沢_d0198793_18540250.jpeg
【日高の沢登り】豊似川右俣沢・左俣沢_d0198793_18545847.jpeg
1箇所折れた枯木に捨て縄がついてたので
残置を新たに設置しました。

豊似川右俣沢のイイ所?⑥
残置がある
↑これは人によると思いますが

【日高の沢登り】豊似川右俣沢・左俣沢_d0198793_18591561.jpeg
すべて60mロープを折り返しで着地可能
設置や回収の時短・負担分担には
30mロープ2本の組み合わせがいいかもしれません。


その後は地味に河原区間を経て
【日高の沢登り】豊似川右俣沢・左俣沢_d0198793_16232219.jpeg
【日高の沢登り】豊似川右俣沢・左俣沢_
d0198793_16251407.jpeg
靴のチャックが壊れた小山田さん
【日高の沢登り】豊似川右俣沢・左俣沢_d0198793_16270527.jpeg
ぼーっと歩いていると右上に道路が!

踏み跡を辿り橋の上に上がり、
【日高の沢登り】豊似川右俣沢・左俣沢_d0198793_16302164.jpeg
17時にデポした自転車に到着。
長かった〜〜〜

前半遊びながら+バテ気味1名
いる感じで11時間かかりました。

【日高の沢登り】豊似川右俣沢・左俣沢_d0198793_16364003.jpeg
下山後すぐ寄れるカレー屋さん。
めちゃウマでした!
(バハラットレストラン@浦河)

初級者は上級者と
中級者は総合力と体力トレーニングに
上級者はしっかりとした沢ならしに
と色々なレベルの方が楽しめる沢だと感じました!

次は晴れた日にいって日高の稜線を見たいな〜
【日高の沢登り】豊似川右俣沢・左俣沢_d0198793_17070678.jpeg
コロポックル双樹さんでさようなら