晩夏の歴舟川1泊パックラフティング!秀岳荘スタッフが大集合の川下り!

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「歴舟川をパックラフトで下って、河原でサンマを焼かないか?」

そんなお誘いから始まった歴舟川パックラフティングプラン。
3連休明けの平日で白石店、北大店共に休みを合わせられるため、続々とメンバーが増えて気付けば8人の大所帯に。
仕事終わりにそのまま集合出発し、深夜に到着。
1泊目から楽しい夜が始まりました。
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真っ暗な中、ヘッドライトのみの設営。
みんな手馴れていて、パッと組み立ててさすがですね。
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今回下るのは、1泊歴舟川の定番コース。
初日は、坂下仙境下の坂下堰堤→カムイコタン公園キャンプ場で約11km。
2日目、カムイコタン公園キャンプ場→河口で約25km。
で約35kmのプランです。
キャンプ道具は積載せずに、車に置いていく身軽作戦です。
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スタートの坂下堰堤から。
水量はかなり少なめですが、喫水が浅く、歩いて持ち運びもしやすいパックラフトなら下れちゃいます。
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前半はゴルジュの中を漕ぎ進めます。
瀬が連発する、水量次第では気を抜けない区間です。
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歴舟川らしく驚くほどに透明で、深い淵の底まで見えます。
しかし、水のキレイさと渇水はセットになりがち。瀬の途中で底に引っかかることも多い日でした。
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パックラフターは少ないものの、誰しもがベテランパドラーで操作性の良いパックラフトで不安はありません。
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瀬が連発したあとにトロ場がきて、景色が開けたらゴルジュ区間は終わり。
このあとは、だんだん河原が広くなってきます。
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パックラフトの正しい乗り方ですね(笑)
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バウラインを付けておけばライニングダウン(舟からおりて水上を歩くこと)もしやすいです。
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天気がいいと日高の山々をバックに下っていけます。
進むのは前だけど、後ろ向きで進みたくなるほどの絶景なのです。
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タンデム艇。
全長の短いパックラフトではシングルブレードパドルとの相性が良いです。
が、慣れていないと難しかったですね。
MRS Barracuda R2 Pro リムーバブルスプレイデッキは、田中陽希さんが所属していたEASTWINDも使う世界最速のパックラフトと言われているモデルです。
デッキ付きモデルで、静水から流水域まで対応したハイブリッドタンデム艇です。
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大樹町カムイコタン公園キャンプ場で、初日のゴール。
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場所を移動し、買い出し、晩成温泉に入ってキャンプをしました。
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最低気温15度程度で、寒すぎず焚き火の暖かさが心地よい時期です。
春の増水で根こそぎ木が倒され、流木には困らない河原、必要なのはノコギリと着火スキル。
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パックラフトに積載する必要が無かったので、豪華にKAMMOKのハンモックスタンド SwiftletにRoo SingleULで寝ました。
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二日目はキャンプ場から河口までの少しロングコース。
おやつを食べたり、パックラフトの乗り比べをしながら楽しく下っていきます。
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個人的に歴舟川の一番好きな景色はこれ。
日高山脈どーんに、広い河原、青い空、手前に瀬なアラスカを感じさせる風景。
・・・アラスカ行ったことないんですけどね(笑)
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大樹町のど真ん中を抜ける大樹橋。
過去一少ない水量で人工物の雰囲気がまるで違いました。
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増水の影響が早く、すぐに地形も変えてしまう歴舟川。
左右が大きくえぐられた地形は見所のひとつです。

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たまに沈してディフェンシブスイミングやスローバッグ練習をしてみたり。
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たくさんいる稚魚に手を食わせて遊んだりと、水遊びが楽しいです。
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河口手前の歴舟橋を越えたら河口はもう少し。
国道336号線を走る歴舟橋は、全長650mの超長い橋です。
この辺りの河原も非常に広くて、増水したらどれだけの川幅になってしまうのかと想像せずにはいられません。
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上流部はストレーナーや瀬が危険な所ですが、河口手前のテトラ帯も危険ポイントです。
水位により通れる場所も変わり、通れないこともあります。
手前がトロ場なので、スカウティング(舟から降りて下見)をしてから一人ずつ下るのが良いポイントです。
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水平線にだんだんと海が見えてきてからも長いのですが。
河口を出るかどうかは波次第。
写真の波だと結構リスキーなので、様子見だけして帰ってきました。
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河口でゴールです。
約35km、1泊2日の川下りでした。
初めて下った昨年11月から、今年5月、9月と3回目の歴舟川でした。
水量、渓相、水の透明度と歴舟川は来るたびに違う顔を見せてくれるのが魅力ですね。
そして、歴舟川を下る時はぜひ1泊で、焚き火を楽しんでもらいたい川です。
-オマケ-
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販売店ブログらしく、今回乗ったパックラフトを簡単に紹介しておきましょう。
左から
2024年発売の新モデル。
ノーマルVikingから、名前の通り革新的な進化をして、シート全体が本体一体型の気質になっており、セルフベイラーながら浸水量を大幅に減らしてます。
セルフベイラーの欠点である、操作の重さ、お尻濡れも軽減した、まさにセルフベイラー界のEVO。
今回私が乗ったのがこれでした。
併売されているため、安定性や軽さを求めるならノーマルViking。
操作性、お尻の濡れにくさ、ポーテージのしやすさを求めるならViking EVO。
元祖パックラフト、アルパカラフトのホワイトウォーター用セルフベイラー艇。
太いチューブで抜群の安定感を持ったどんな激流にも突っ込めます。
アルパカラフトはシートと背もたれのフィット感が良く、乗り心地の良さも魅力です。
元気商会が設計開発したパックラフトブランド、グリフォンラフトの中でも最も多用途に使えるストレウス。
私が最初に買ったのもこの舟でした。
あらゆるオープンデッキ艇の中でおそらく最もロッカーが入っており、セルフベイラー艇と一緒の区間を下れてしまう。
多数のDリングで荷物の積載、釣り、キャンプ、バイクラフティングなど用途は選ばない。
私がメインで乗ってるモデル。MRSは全モデルスケグ付き。
セルフベイラーながらドレインホールにフラップ付きで直進性が高く、静水でも乗りやすく、1艇で幅広く遊べる。
全長が長いため、バウスターン、足元など積載もしやすくキャンプツーリングにも使いやすい。
Gnarwhalの小型版で、同じくセルフベイラー。
チューブが細いため、操作性が良く乗ってて楽しい。
激しい川ならGnarwhalのほうが良いけど、慣れた川ならWolverineが良いな。
一般的には身長と体重で選び分けます。
マーシャスの定番ホワイトウォーター艇。
チューブが太く安定性の高さを感じた。
あまり乗ってないので、もうちょっと乗ればよかった。
世にも珍しい着脱式スプレーデッキ付きのタンデムパックラフト。
全長356cmで、喫水線が長く、直進性が高く、大型スケグ付きで、アドベンチャーレースでも重宝される高速艇。
今回はシングルブレードだったため、デッキ無しでの使用。
私もシングルブレードで乗りましたが、難しかったです。要練習。
前後ダブルブレードでもパドリングを揃えられれば問題無し。パドルはやや長め210-220cmが適している。
[水位]
歴舟川尾田:102.50-102.52m

この日の動画もどうぞ。