河川や海洋に流れ出た農薬やマイクロプラスチックって
魚介類や海鳥なんかの身体に集まって濃縮されるって言いますよね?
残雪の少なくなった山で、
限られた雪面を求めて集まるヘンタイ達も
似たようなモンなんでしょうか…
さて、先日の休みにそんなヘンタイに誘われ
”仕方なく”旭岳方面に滑りに行ってきました。
今回の相棒は同じ山岳会に属する
国防を司る某組織の特殊部隊の強者。
しかもヘンタイ…私は付いていけるんでしょうか⁇



何だかやっぱり機関砲か何かに見える…⁈
最初は雪が無いのでトレッキングシューズで歩きます。
結構上までのシートラを覚悟していたのですが…
ものの500mも歩くと1120位で雪原になり
早速シールの出番。
現地で素早くスクレーパーで剥がすの図!!
戦場では臨機応変さが大事なノダ。
むむっ!前方距離150に敵影認ム!
そーっと匍匐前進で(ウソです)近寄ると…


ちょっと前方の雲行きが不穏だなぁ

旭岳と熊ケ岳の裾野に着くと部隊は二手に分かれ、 敵を挟み撃ちにすべく我々は遊撃隊として旭岳北面を登る事に。 
ぐぬぬ、なんか雲がだんだん下がって厚くなってきたぞ…

急登をひたすら山頂付近まで詰めます。



息が上がりますが、敵前逃亡は重罪なので引き返すことは出来ません。
しかーし!
ピークに着くと辺り一面ホワイティ…
こんな時に敵に襲撃されたらひとたまりも無いので
暫く晴れるのを待つ…が寧ろ視界は悪くなる一方、
意を決して突撃(滑る)する事に。
飛び交う機銃弾(ガスと雲)の中を搔い潜り、
標高400以上のロング斜面だけど、
仕方ないので2度ほど区切って滑りました(激戦地のため写真ナシ)。
うーん悔しー!
前述のZERO G95はこの斜面でスピードを出し大きめにターンしても、
安定したカービングができました。
見上げるとガスッっていた旭岳北面もすっかり晴れてました。
今頃晴れてもなー
まるで長靴の様にグニャグニャと足首が動き
重量も1000gちょいと非常に軽量
ソールのビブラムと相まって異次元の歩きやすさです。
そのくせスキーモード時は110位のフレックスがあり
シェルもカフが高くて剛性感が高いので
センター100mm前後までのスキーなら
キッチリとしたスキーコントロールでハードな滑りも可能です。
私はかなりお気に入り♡
(来期は白石店にも入荷予定です)
あとはスイスイ滑ってデポした靴を回収すればミッション完了!
…と思っていたら、
なるべく下まで滑ろうとスケベ根性を出したのが裏目に出て
深い藪に行く手を阻まれた…
「お前ら!藪漕ぎもしないで春スキーしたって言えるのか⁈」
頭上で春スキーの神様(が居るのか分かりませんが)のお告げが響いた気がした。
「よし!ここは中央突破だ!」
我々は枝や太い笹に引っ掛かって苦戦しつつ乾坤一擲!
果敢に敵中央を突破(残念ながら写真無しです)

無事駐屯地に帰還したのでした。
朝から夕方まで目一杯の雪中行軍(一部ヤブ)。 終わってみれば距離20km/標高差2000mに迫る 中々清々しい一日となりました。 私のワガママに付き合って頂いた強者Y氏に感謝です。
あれ?誘ったのは私の方だった?て事はヘンタイは…
文責:白石店スキー/カヌー売場 K山
これでスキーはキレイに納まった…?かな?
