ゼロから始めるOMM

こんにちは北大店スタッフの一安です。

すでに大会終了後、1ヶ月以上が経過しましたが、白石店の外崎とともにOMM JAPAN 2025NASUSHIOBARAに参加してきました。

当日の詳細なレポートは外崎がブログを書いてくれたので是非ご一読ください。

「5キロくらいの荷物を背負って2日間、山の中をうろうろしませんか?」

今年の5月中頃、これが外崎から言われたOMMへの誘い文句でした。


仕事中の内線電話の途中で、かなり唐突ではありましたが、なんとなく面白いかもなというのが誘われたときの気持ちで、一晩だけ考える時間をもらい、しかし結局ノリと勢いで承諾しました。

トレランもやらなければ地図読みもできない、オリエンテーリング的にレベル0の私と、今回で8回目(ちなみに栃木大会は第12回目)の参加となるOMMマスターの相方・外崎、ここに完璧な師匠と弟子のバディが誕生しました。

ノリで引き受けたとは言え、出るからにはできる準備はしたいということで、仕事外では一度も絡んだことがなかった私たちはここから行動を共にします。




7月15日 初顔合わせ 定山渓天狗岳

前日に降った雨+平地の最高気温30度のため湿度ほぼ100%、無風、登山道ドロドロ、虫多め、立ち止まるとアブにたかられる、岩壁もべちゃべちゃ、と登山の辛いところを全て集めて固めたようなコンディションの日でした。(本来は小さな渡渉あり、岩登りありで紅葉のシーズンなどは人気です)

さらにはお互いのペースがまだわからず、気を遣いあった結果、私としてはかなりハイペースの山行となり、翌日以降まるっと一週間の筋肉痛を負いました。

7月31日 徳舜瞥山

この日もあいにくの曇り空で、山頂の視界はゼロでしたが北大店スタッフTも加わり、ゆるめのハッピー山行となりました。

詳しくはこちらもブログをご一読ください。

8月24日 OMM練習会 三角山

北海道オリエンテーリング協会の方によるOMMに特化した練習会に一緒に参加させていただきました。
午前に基本的な地図読みを中心とした座学と、午後は三角山に入り、実際の地形と地図上で記される地形の見比べと判断のポイントなどのお話を聞きました。

正直、私にはかなり高度な内容でしたが、OMMを含めた地図を使用した山岳競技がどんなものなのか、というぼんやりとしたイメージを作るのに大変役立つ貴重な体験となりました。







9月7日 ニセコトレイル

前日の飲みの席で(!)急遽追加された白石店のメンバーと、3人でやや足元がぬかるむ中、ニトヌプリ~大沼近辺を歩きました。
設定されたポイントを辿るという点ではオリエンテーリング的な雰囲気を楽しむことができました。この頃には、もう簡単には筋肉痛は起こらなくなりました。

詳しくはこちらもブログを。。。



9月17日~18日 札幌岳~空沼岳縦走

徳舜瞥の時のメンバー3人で縦走しました。寝袋、マット等、OMM本番と同じもの使用したり、食料のチョイスもできる範囲で小ささ、コンパクトさを意識しました。
運転手の自分が、待ち合わせの時間に起床するという失態を犯しましたが、なんとか滞りなく(?)行程を終えることができました。
反省点は荷物重量を気にするあまり、酒類を持って行かなかった事です。


詳細はこちらもブログを。。。



10月5日 のぼりべつ・むろらんロゲイニング2025

こちらも北海道オリエンテーリング協会の方々が主催の、いわゆる【街ロゲ】と呼ばれる種類の競技です。登別の街中の地図に記されたポイントを時間内にいくつ回って戻ってこられるかで点数がつきます。

こちらも始めての体験でしたが、素人から見てもこの遊びは興味深く、ランニングを趣味としている人の人口からするともっと広まっても良いのではないかと思いました。走れる人がやった方がきっともっと楽しいです。

この日は、外崎に引っ張てもらい、私としてはかなり頑張って走りました。素敵な景品まで貰い、満足感の高い街ロゲ体験となりました。






10月20日 最終確認 桜山 地図読み練習

地下鉄真駒内駅の東側に広がる保健保安林である桜山にて、外崎が持っていた地図を使いウロウロし、実際に使用するテントを張り、中に入ってみたり、装備の最終確認を行いました。

この日は気温が午前中で7℃程度と寒く、本番で想定される寒い方のパターンで行動しました。結果的にはこの日の桜山の方が那須塩原より体感的に寒かったです。




以上が、OMM本番前までの準備記録となります。


5月から比べると、

・地図読み→ほぼできないまま。記号を少し覚えた程度。雰囲気だけは出す。
・体力→一応2日間、行動できるくらいにはなる。
・コミュニケーション→お互いだいたい言いたいことは言い合えるようになる。
・装備→お金や人脈を使い、道具だけは立派なULと呼んでよい装備品となる。

長々と書きましたが、“運営の方々によって管理された自然環境の中で遊ぶ”という体験をし、これまで私が触れてきた登山や、クライミング、BCスキーなどとはまた違った良さを持つ遊びだという事がわかりました。


何か新しい遊びに挑戦したい方、選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。走れなくても、地図読めなくても、楽しむことはできます。