こんにちは!白石店スキー・カヌー売場 藤田です。
先日のお休みに花の百名山「アポイ岳」に登ってきました。この時期は、サマニユキワリやアポイアズマギクなどのお花が見ごろで、写真を撮ったりして、足がなかなか前に進みません。この日は、お天気に恵まれ、登山者で賑わいました。
今回、登山中に出会えたお花をご紹介します。(登山日5月23日)
アポイ岳は北海道様似町にある山で、札幌から距離は約200キロ。高速を利用して3時間10分くらいです。
先日、日高自動車道新冠ICが開通してより便利になりました。
時間に余裕があるのなら、前泊をしてビジターセンターに立ち寄り、情報を収集してからアポイ岳に登られることをおすすめします。
アポイ岳ジオパークビジターセンター
営業時間:9:00~17:00
0146-36-3601
アポイ岳(810m)
冬島コース 距離:8.6㎞
登り:3時間 下り:2時間(休憩含まず)
健脚な方は、吉田岳やピンネシリ山へ行かれてみるのもいいでしょう。
その際には、ダニと道迷いにご注意ください。吉田岳とピンネシリ山の間にお花畑があり、こちらも満開だったようです。
私は、冬島コースをのんびりと往復しました。
(地図はアポイ岳ジオパークのサイトより抜粋)
登山道に外来種の種子を持ち込まないように、登山道に入る前にまずは靴底を洗いました。
ブラシが置いてありましたので利用しました。
オオサクラソウ。
アポイ岳は、日高山脈の形成とともに、地球深部から押し上げられたマントル(幌満かんらん岩)が地上に現れた場所。
特殊な土壌と海に近い冷涼な気候なため、低い標高でも数多くの高山植物が咲きます。
このかんらん岩が植物の成長を阻害する地質で、適応した種だけが生き残り、アポイ岳には固有種が20種類ほどあるそうです。アポイ岳に咲く花は背の低い花が多いので、写真を注目して見てください。
五合目に到着。携帯トイレブース2ヶ所あり。(4月中旬~10月下旬まで)
トイレキットは忘れずにご持参ください。
登山道に露出した『かんらん岩』です。
9年前に登りましたが、知識がなくて知りませんでした。
登山前の予習は大事ですね!
エゾヤマツツジ。満開です。
ヒロハヘビノボラズ。
タチツボスミレ。
アポイクワガタ。
チングルマ。
チシマキンレイカ。
ヨツバシオガマ。
こちらは、3週間早いそうです。
キンロバイ。
エゾタカネニガナ。
サマニユキワリ。
ヒダカイワザクラ。
エゾキスミレ。
アポイタチツボスミレ。
ミヤマオダマキ。
フデリンドウ。
ヒメイチゲ。
サマニユキワリのお花畑。ちょうど見頃でした。
九合目です。あと少しで山頂ですが、なにか気づきませんか?
山頂に近づくごとになぜかダケカンバの木が多くなってきています。
これはアポイ岳の不思議!
山頂に到着。山頂は登山者で賑わっていました。
さて、お待ちかねのランチタイムの時間です!
ヤマザクラ。桜の下でランチを食べました。
私の本日のランチは「台湾メシ」です。真空ボトルに入れたお湯を注いで5分で出来上がり。
お粥なので、汁もいっしょに飲み干しました。しかし、これ1個では足りませんのでクリームたっぷりの菓子パンを一つ...。またハイカロリーな物を食べてしまった...。(五右衛門風つぶやき)
相方さんは、お湯が少な目の「スーパーカップ鶏コク醤油味」とおにぎりを2個。
こちらも真空ボトルに入れたお湯を注いで5分出来上がり。
山で食べるインスタント食品はとても美味しいですね。
食後には『野点』を楽しみました。
お抹茶も山で飲むとさらに美味しいです。
本日の茶菓子は、桜餅とサツマイモの蒸しパン♪
食べかけの桜餅はご愛嬌。
お腹もいっぱいで動きたくありませんが、下山を開始します。
海を見ながら、登りで見つけられなかったお花を探しながら下りました。
アポイキンバイ。
アポイアズマキク。
通常アズマキクはピンク色ですが、アポイアズマキクは白色です。しかし、枯れていく時にピンク色に戻っていくようです。
これもアポイ岳の不思議。
アポイゼキショウ。
こちらは、登山道に1~2株しか見つかりませんでした。希少なお花です。
マルバシモツケ。
ヒメチャマダラセセリ。
日本ではアポイ岳周辺の高山帯のみに分布する蝶で、5月~6月にかけて成虫が出現します。
私も見つけることができました。
登山届の横にある提示版。
今、咲いている花が載っています。
どれだけたくさんの花に出会えるでしょうか。
是非、アポイ岳に登って見てみてください。
本日は、登山口で環境省の方々が、アポイの登山マップ・STOP!高山植物盗掘の缶バッチ・山岳遭難防止ティッシュを配布していました。登山マップは、花の種類が載っていたのでとても参考になりました。
下山後、ビジターセンターの営業時間に間に合いましたので立ち寄り、アポイ岳のピンバッチをゲット!
ピンバッジに書かれているアポイ岳を象徴する花の『ヒダカソウ』は、4月下旬から5月上旬に咲く花で、毎年咲く花ではないようです。残念ながら、今回の登山では見ることができませんでした。後で聞いた話ですが、どうやらアポイ登山道脇は絶滅したそうです。しかし、周辺の山域には咲く箇所もあり、希少なお花なので、いつかわたしも実際に見てみたいです。
アポイ岳は、高山植物群落の衰退がとまらない。盗掘、ハイマツが植物の成長を阻害する問題、エゾシカによる採食、地球温暖化や酸性雨など、いろんな原因が考えられます。登山を通して、地球温暖化や自然保護の大切さをみなさまに感じていただければ思います。そして、アポイ岳の花がいつまでも多く咲き続けてくれることを願います。
下山後は三石温泉で温泉に入り、ご飯を食べて帰りました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
秀岳荘白石店スキー・カヌー売場 藤田