こんにちわ‼︎
白石店工場 井坂と申します。
意外と知られていない… 工場の仕事について 初ブログ 書かせていただきます。
最後まで、よろしくお願いします。
工場の仕事の内容は、オリジナルの作成やお客様のオーダーの作成はもちろんですが、
一番大切‼︎と言っても言い過ぎではない “修理”という大切な仕事があります。
現在、工場では テント・ザック、そしてウエアの修理も できる限り行っています。
先日、白石店 ウエア売り場より“ウール 長袖Tシャツの破れ”の修理依頼が来ました。
写真ではちょっと確認しにくいのですが、
左肩のあたりが ケッコウ派手に バサっと破いてしまったようです。
う〜ん… これはどうしたものか…
工場の修理のほとんどは ミシンで行っています。
いつものようにミシンで… と考えましたが、
ニット素材! Tシャツ!… それもウールで高価!…
ミシンでは NG!!と思い いろいろ考え、今回は 手縫いで‼︎
それも 近頃よく耳にする“ダーニング”をすることにしました。
幸い、お客様より、“塞がっていて また着れたらいい”との
ありがた〜いお言葉もいただきました。ありがとうございます。
以前より ダーニングにとても興味があり、
これを修理に生かせないかと考えていましたので、渡りに船でした。
さて、既にご存知の方、ダーニングを行っていらっしゃる方も多いと思いますが、
ここでちょっと “ダーニング”を少々ご紹介させてください。
“Darning“… イギリス発祥の 修理方法で 擦り切れたり 穴が開いた衣類を補修する方法。
目立たないように 補修することはもちろん、現在は カラフルな糸を使ったり、
衣類以外にも バッグやカーテンなどもダーニングで補修することができます。
私も ソファのダーにングに成功しました。
日本にも、”刺し子”という 伝統的な手法がありますね。
”ダーニング”は 洋風の刺し子、という感じです。
ダーニングをすることによって、大切にしていたモノを長く着ることができたり、
更に そのモノたちが 大好きになったりすると思います。
今の 社会の流れに沿っていて とてもサスティナブルではないでしょうか?
ということで、このTシャツを“ダーニング”してみました。
ダメージが大きいので、糸も目立たないようにと 緊張しました。
このTシャツのダーニング方法は、
私がInstagramでフォローしているドイツのプロの方の方法をお借りして
自分流で行ってみました。
始めたときは、生地が柔らかくクタクタなので、
台所のお玉を中に入れて、ダメージ箇所を張らせてみました。
しかし、残念ながら、生地がニットなので さらに伸びてしまって
作業がしにくいことがわかり、お玉は断念しました…
この様に大きく破れてしまったダーニングは初めてでしたので、
力の入れ加減など、緊張しました~~
やること数時間… 完成しました‼

