工場新商品、まもなく販売予定です!
じゃーん!フードコジー✨(写真は試作品です
)

アルファ米やチキンラーメンを、寒い日にも熱々で食べるための入れ物です。カップ麺のカップを持っていかない、持って帰らなくても良い便利グッズです。
あれは6月のある日でした。
「こんなフードコジーを工場オリジナルで作ったら良いんじゃない?」と、伝説の元スタッフ兼お客様が、試作品を持って工場にお見えになりました。なるほど、寒い時に温かい食べ物を食べるのは幸せです。いいですね、作ってみたいです。売りたいです。
さっそく、考えてみました。
生地の業者さんに問い合わせ、作り方を考え…
あっという間に盛夏。
ご提案いただいたものとは、少し姿を変えてしまいましたが、それらしい物をどうにか試作し、昼休みにチキンラーメンを作ってみました。
温度計を差しても、倒れない安心感があります。もちろん、油断は禁物です。
・・・検証失敗。
やはり、山の店オリジナル商品は、山で検証しなくては!!
ようやく秋風が吹き、試行なく売り時到来!あれれ??
売り場スタッフが、雪かきスコップとソレルブーツを運んでる?夏から用意してましたよ!って??
すみません!涼しめの山にフードコジーと私を連れていって下さい!と、慌てて三段山へ検証に行ってきました。
9月27日、そろそろ紅葉真っ盛りのはずですが、始まったところ、という景色。それでも、歩き始めには長袖を着ておきたい気候になりました。入山届けを書く前の9時30分、1個目のフードコジーに尾西のドライカレーをセット。熱湯を注ぎます。
ところで、凌雲閣から三段山のルートは、距離は短いながら急登です。
大汗をかきながら登り、立ち止まり禁止区間を超えたところで、山頂でおいしいアルファ米を食べるために、2個目のフードコジーを使ってみましょう。
こちらは、サタケの五目ごはんにしてみます。半分をジップロックへ、半分はそのままの袋に。冷めやすそうな方のジップロック側をフードコジーへ。お湯はだいたい同量になるように・・・
お湯を注いだ時の温度は53.7℃。ありと無しは、ザック本体の左右に分かれるように入れました。ありとなしの間にはレインウェアの包みをはさむようにおいて、ここから15分間運ぼうと思います。
頭を覆うようなハイマツ帯を抜け、ぐっと低くなったハイマツやコケモモ、ガンコウランを眺めながら、なかなか雲から頭を出さない十勝岳の景色を気にしていたら、あっという間に30分経ってしまった!!登山道の広くなったところで、検温します。
9時半のスタート時にお湯を入れた尾西のごはんは、約100分後の11:14に31.0℃。
・・・スタート時の温度を記録しなかった・・・・
結論:野外で実験は難しい!(私には)
途中でしかけたサタケのごはんは、フードコジーありとなしの効果測定をなんとかそれらしく、結果を得ることができました。

ザックの中に収納していたので、フードコジーがなくてもそれほど冷めていませんが、やはり効果はあるようです。
三段山登頂! 
さて、11時35分 実食!! フードコジーを使用して、尾西もサタケも、最後の一口まで温かく美味しくいただきました。 
フードコジーなしでは、最後のほう、残量が少なくなると冷たく感じました。 
三つ目のフードコジーには、インスタントラーメンと生卵が入りました。 お湯の温度61.4℃。温度計の性能が低すぎて、3分間だと温度が安定したのかよくわからないうちに食べごろに。保温性は大丈夫そうです。 
チキンラーメンは味の調節ができないので、今回はインスタント袋ラーメンをジップロックにうつし、お湯と粉末スープの量で塩分調整をしよう、というわけです。 乾燥野菜やわかめを入れてもいいね、オートミールスープとかも作れちゃうかもね、と、夢が広がります。
ジップロックのフリーザーバッグM使用を想定しています。フリーザーバッグの口とベルクロ部をぐっと折り返すと、スープも飲み干せる設計なのですが、他社製のジップ袋では、サイズが合わなかったり、折り返そうとして口のところが破けたりすることもわかりました。登山準備時に、あらかじめご確認下さい。 
温かいものをしっかり食べて、すっかり満腹になったので下山開始。登りよりも紅葉が目に付く?この数時間で色が変わった?など、いい加減なことを言いながら、無事に下山しました。 
帰ったら気になるのが、フードコジーは洗えるのかどうか。 工場オリジナルのフードコジーは、長めのベルクロと両脇のテープが硬めなので、他の洗濯物を痛めるかもしれないと、洗濯ネットに入れて、我が家の洗濯物と一緒に、ドラム式洗濯機の念入りモードでナノックスと漂白剤を規定量入れて洗ってみました。 一回目、問題なし。
もっと使い倒して、何度も洗濯してみたいところですが、秋が来てまして💦 厳冬期でもアルファ米がおいしく食べられるのかどうかも、試してみたいです。 お湯をコッヘルで沸かしてからすぐに使用すれば、もっとアツアツで食べられそうですね。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。 まもなく弊社各店に、もう少しだけスタイリッシュに姿を変えて??並ぶはずです。よろしければお試し下さい。
工場 星野






