


エサオマン戸蔦別林道から歩いて40分ほどで入渓ポイントに着きました。
9月半ばでしたが、水は冷たく感じず歩くにはとても快適でした。

この日は、小雨が降っていましたが川には影響がなく水が綺麗でした。
達人は、ハーネスにカップをぶら下げて、いつでも好きな時に沢の水をゴクゴク飲んでいました。
沢はどこでも水が取れるので水を担がなくても良いのはとてもいいですね。

私も恐る恐るではありますが達人に着いていきます。
おっと申し訳遅れました。
今回、私が使用した沢靴はモンベルのサワークライマー(ラバーソール)です。達人はキャラバンの渓流タビ (フェルト)です。ラバーは岩のグリップに強くコケむしたところは滑りやすい。フェルトは岩は滑るがコケには強い。それぞれに特長があり、沢登りシューズは、フェルトにするか、ラバーにするかは好みになります。
詳しくは店頭でご相談くださいね。
テント場につくと、まずは本日の寝床を作ります。
私はテント泊。達人はタープ泊です。
使用したシュラフは、私はスリーシーズン用。達人は夏用です。
この違った装備はどのくらい快適性が違うでしょうか。
これは一晩過ごしてみないとわかりません。(笑)
まったりとしたら、晩御飯の支度に取りかかります。
本日の食事担当は私。
そして、疲れた身体には、
疲労回復に効果のあるオルニチンの入ったしじみスープにとろろ昆布を投入。
全て乾燥した食材で献立を考えました。
他にも、ウィンナーを焚き火で炙ったり、マシュマロを焼いて食べました。
カールは水が取れるのでとても快適な幸せなテント場です。
もう一泊延泊したくなりました。
翌朝は四時起き。寝るには早いですが19時30分には就寝しました。
私は、足先が冷えて何度か目が覚めてしまい、最後にドライバックに足を突っ込んでなんとか眠りました。
達人は、ぐーぐー言っていたけど少し寒くかったようで眠りは浅かったようです。
タープとテント、シュラフの羽毛量など、軽量化をすることは、楽に長く歩けるようになりますが、快適性が下がるのでこのバランスの見極めは難しいです。
山は装備を選ぶところから始まっています。毎回何か忘れ物があったりして、あるもので工夫してなんとかすることも楽しい。
(靴やウエア、ギアなどの致命的な忘れ物はなんともならないですが。)
予定通り朝4時に起きて朝食を食べる。
達人曰く、登山中に脱水にならないために、朝食時に水分をお腹タプタプになるくらい飲むのがよいらしいです。
私は、ココアとカフェオレを2杯。達人はカフェオレにコーヒーに3杯飲んでました。
いざ、エサオマントッタベツ岳に向けて出発進行!

稜線まではルートが明瞭でわかりやすかったです。
急登をハアハア言いながら登り稜線にあがりました。

エサオマントッタベツ岳とカールの幸せなテント場を望みます。
中央に見えるのは熊ではありません。(笑)
今回は、熊の気配は感じませんでした。


秋の気配を感じました。紅葉の見ごろは来週くらいでしょう。


奥には日本百名山の幌尻岳が見えます。
他にもナメワッカ岳や戸蔦別岳、北戸蔦別岳など日高の山をぐるりと見る事が出来ました。

