札幌岳から空沼岳の縦走登山へ行ってきた🎵

【札幌岳から空沼岳の縦走登山へ行ってきました】
みなさまこんにちは。白石店カヌー売場 藤田です。
今年に札幌登山道整備連絡協議会の方々により、17~18年前に整備されて以来、手つかずだった札幌岳から空沼岳の縦走路の笹刈りが、6月23日~9月19日の延べ18日間をかけて行われました。せっかくなので一度は泊まってみたい万計荘に一泊して、巷で人気の低山の兜峰と兜岩も登る計画をして一泊二日で歩いてきました。
※札幌登山道連絡協議会:札幌登山整備隊、北海道山岳・スポーツクライミング連盟(旧北海道山岳連盟)、札幌山岳連盟、日本山岳会北海道支部、日本ヒマラヤン・アドベンチャー・トラスト(HAT-J)、北海道山岳ガイド協会、山のトイレを考える会、道央地区勤労者山岳連盟
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今回のルートは、こんな感じです。
豊滝コースから札幌岳へ、稜線を歩き空沼岳に登ります。
下りは、空沼岳の登山道から万計荘で小屋泊します。
万計荘から簾舞方面へ下り、兜峰と兜岩を登って下山するルートです。
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登山口付近は紅葉がキレイです🍁
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林道最終からこちらまでは緩やかな道を歩きます。
ここから登山道が始まります。
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前日も夜に予定もしなかった雨が降って、標高1000mを超えると登山道は一気に雪景色です(汗)
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T分岐到着です。看板も雪に覆われて文字が見えない。
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笹のトンネルを抜けて雪でびしょ濡れになりながら札幌岳に登頂。
早めにレインウエアを着るのが正解です。
今回は風がなかったので救われました。
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と言うわけで、すでに遅いけど札幌岳山頂からドロドロの靴の上からレインパンツをはきます。
こんな時は、スーパーのビニール袋を忍ばせておくと靴を履いたままレインパンツを汚さずにはけます。
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しっかりと笹刈りしてもらったのでとても歩きやすいです。
ゴン太の笹を刈っていただき感謝しかありません。
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ヒョウタン沼です。
広い稜線上に沼があるのは不思議ですね。
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空沼岳に到着です。
秋はウェアのレイヤリングが難しいです。
ULハイカー小林は、ウールの下着にフードつき通気性のある薄いフリースにウィンドブレーカー、ロングパンツにレインパンツ。
通気性のある薄いフリースのミトンにオーバーミトン。
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私は、化繊のアンダーにウールのジップシャツ、フードなしウインドブレーカー、中厚手ロングパンツにレインパンツ。
ソフトシェルグローブにテムレスグローブです。
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空沼岳からは、360°の眺望が素晴らしく。樽前山、恵庭岳、無意根山、尻別岳、羊蹄山も見えます。(今回、羊蹄山は雲で隠れて見えませんでした)
また札幌市内から近いこともあり街の景色が近いです。
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前日の雨のせいもあって、ところどころで登山道がぬたぬたになっていました。
ゲイターは必須です。
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真簾沼に到着です。
水がキイレで、のんびりとテントを張って泊まりたいくらいでした。
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そうこうしているうちに今夜の宿泊場所『万計荘』到着です。
もうすでに小屋仕舞いが終わっていて、蛇口から出る汲み取りの水は出ません。
水は担いで持っていくか、自己責任で沼の水を浄水器を利用し煮沸してご利用ください。
【万計荘の利用方法を共有します】
①入口は、冬季用のトイレ側の扉を利用します。
②山荘の流しの配管は修理中につき、水を流さないでください。
③床下から薪を補充すれば薪ストーブは利用できます。
薪は、とてもお金がかかっているので大切にご利用ください。
④山荘の維持管理はすべて募金でまかなっておられます。(関係者の方々の奉仕で行っていられます。)
是非、あたたかいご支援をお願いします。
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まずは、ストーブをつけて、冷えた身体と濡れた衣類を乾かします。
すぐに薪に火がついてくれてホッとしました。
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今夜の晩御飯。軽量の献立です。
藤田は、サタケのビリヤニとスープ。
パクチーとエスニックな味が美味しかったです。
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ULハイカー小林は、とんこつラーメンにボムしていました。
(ボムとは、ハイカーに人気の食べ方でマッシュポテトの粉を入れてカロリーを摂取することらしいです。)
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暗くなる前に寝る準備をします。
ULハイカー小林は、重量を軽くしてより長く歩けるようにするのだけど、その中でも寝ることにとても拘っていて、シュラフ(3シーズン用)、マット、枕、シュラフカバーのようなテントの様なOutdoor Research helium Bivy PeWterを使用。こちらのセットは、ぬくぬくで眠れたそうです。
そして、エアマットに必要な電動エアポンプまで持参していました。軽量化とポンプを天秤にかけてもポンプは必須アイテムらしいです。
私もエアマットを持参していたので、お借りして楽に空気を入れることができました。
私は、軽量化を計るため、枕や床に敷くシートを持参せず、ダウンジャケットも薄手をチョイスしました。
今回は、このチョイスは失敗。小屋は寒くて3時間毎に起きて眠りが浅かったです。
ダウンジャケットは中厚手にし、床からの冷え対策にシュラフカバーとシートを持参すればよかったと後悔しました。
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朝5時起床し朝食を食べました。
サタケの鯛めしにお味噌汁です。
優しい味がして美味しかったです。
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そのまま空沼岳の登山口に下山するのが楽ですが、歩いたことのない簾舞方面へ下山をします。
小屋の関係者が車で来れれることもあり、林道はとても歩きやすいです。
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紅葉がまだ楽しめました。
こちらは森の観察コースでもあるようですね。
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看板を見るとハイキングにちょうど良いコースです。
しかし、熊さんにご注意ください。熊鈴、ホイッスル、熊スプレーを携帯してくださいね。
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突如現れたフォレストハウス。
こちらを目印に川へ下ると、今、巷で人気の兜岩と兜峰の登山口に行けます。
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左側にあるトンガリの岩が兜岩です。
右側は兜峰です。
これからこちらの2峰をの登ります。
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渡渉ポイント。足首くらい水に浸かるくらいの水量です。
よく見ると丸太橋があり、こちらから川を渡りました。
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渡渉が終わるとすぐにロープ場です。
かなり急登で一気に登ります。
なかなかアドベンチャー要素たっぷりです。
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ロープ場を超えても、森の中をグッと登ります。
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まだまだ登ります。
ヒィーヒィー言いながら登ります。
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まずは、兜峰(670m)へ
山頂は狭くのんびりできなかったので次に向かいます。
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次は兜岩(571m)へ。
こちらは眺望がよかったのでおやつタイムをして下山しました。
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慎重に足場を確認して下山しました。
渡渉から20分くらい林道を歩けばゴールに到着しました。
念願の札幌岳から空沼岳の縦走と一度は泊まってみたい万計荘に泊まることができ、
最後にピリッと刺激的な山も登り、盛りだくさんでとても楽しい山行でした。
今回、ULハイカー小林と一緒に登ってみて参考になったことは、枕を利用し、軽量よりも温かいエアマットをチョイスしてしっかりと寝ることに拘ること。
軽量でかつ、カロリーのある食料計画を立てること。
食料はジップロックに詰め替え、個包装のお菓子はボトルにまとめて余分なゴミは家で捨てるなどして軽量化と山にゴミを持ち込まないこと。
違うスタイルの方と登るのはとても刺激になりました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
白石店ウェア売場 小林
白石店カヌー売場 藤田