シーカヤックに乗ってキャンプをしながら礼文華海岸を漕いできました♪
こんにちは。白石店カヌー売場 藤田です。
先日のお休みにシーカヤックに乗って礼文華海岸1泊2日のキャンプツーリングに出かけました。
メンバーは、旭川店 魚崎、白石店 村上・藤田、パックラフトで提携しているニセコウッカ 太田さんの4名です。「礼文華海岸」は、豊浦町の噴火湾(内浦湾)に面し、ダイナミックな景観が魅力の海岸です。またの名を「ロマンチック海岸」とも呼ばれ断崖絶壁と迫力ある奇岩が連なる景勝地。また秘境の駅「小幌駅」へアクセスすることができます。この駅は、無人駅でトンネルとトンネルの間のわずか80メートルの空間にあり、特急や貨物列車が通過する駅で1日に停車するのは2~3本。周囲は険しい山に囲まれ民家や道路がなくアクセスが難しい為に秘境の駅と呼ばれ鉄道マニアや秘境マニアに人気のスポットです。私たちは、シーカヤックに乗って海岸から歩いて小幌駅に行くことにしました。
今回の旅は天候に泣かされながらの海旅でした。それではどうなったのかお読みください。

9月16日AM7:00美国小泊キャンプ場で集合。実は、当初の計画は2泊3日で積丹半島をぐるりと巡る予定でした。当日の天気予報は晴れ。しかし、最大風速4.7m/s(南西)、瞬間最大風速10.2m/s(南西)で風が強くてカヤックを漕ぐには絶望的でした。すぐに代案の礼文華海岸に計画を変更し、車で2時間半かけて移動しました。

9月16日AM12:30礼文華浜公園出発
こちらは最大風速2.2m/s(南東)、瞬間最大風速5.1m/s(東南東)でカヤックを出すことができそうなので出発しました。最高気温は26.4℃、最低気温は13.9℃で水温はあたたかい。村上はずっと暑かったようで水浴びをしながら漕いでいました。今回はキャンプをすることが目的なので、シーカヤックに衣食住と夢を詰め込みました。

1泊2日の装備はこちらです。
ウェアは、速乾性の半そでTシャツに日焼け対策のアームカバー、ネオプレンタイツに速乾性の短パン、化繊の下着、ネオプレンソックス、ウォーターシューズを着用。
暑くてネオプレンタイツは薄手タイツでよかったです。

本日の行程は、約6.5キロ。
あまり沖に出ないように断崖の地形を見て楽しみ、洞窟があれば立ち寄ります。
冒険心をくすぐります。海は意外に穏やかでスイスイ進みます。
奥に見える山は「駒ヶ岳」です。

礼文華浜公園からちょうど全行程の真ん中地点に漁師さんの守り神「岩屋観音」さんが祭られています。

「岩屋観音」は、円空上人が彫ったとされる仏像「岩屋観音」(※現在は有珠善光寺に保存されており、小幌洞窟にあるのはレプリカ)があります。その昔、修行僧が熊に襲われ、この観音像の後ろに隠れたところ、熊が観音像の首を食いちぎって立ち去ったため、「首なし観音」という名で崇められるようになったという言い伝えが残っています。

ちょうどこの日の9月16・17日は祭りの日でしたが、お祭りは開催されていませんでした。残念です。

岩屋観音を過ぎたところにキャンプに適したプライベートビーチがありました。
今回は、こちらをキャンプ地にしました。水場がありませんので水を8L事前に用意しました。
キャンプに着いたらすぐに各自テントを張って、シュラフやマットに空気を入れて寝床を作ります。
お米を水でうるかしご飯の準備も行いました。落ち着いたところで、流木をかき集めて楽しい焚き火を開始します。

網と肉用トングがあれば豪華なBBQ焚き火が始まったと同時に30分水に浸したお米をガソリンバーナーで炊飯開始。沸騰したらしゃもじでかき混ぜて全体を温めます。「赤子がないてもふた取るな」と言われますが、ガンガン混ぜて鍋の温度を均等にして焦げ付きを防ぎ、早くご飯を炊くことができます。しかし、今回はガソリンバーナーの温度調節に失敗して結局、お焦げを作ってしまいました。(笑)

焼き肉のつけだれは、野菜炒めの味付けに使用しました。

食後は海を見ながらのんびりと会話を楽しみ、星空も見えました。村上と太田さんは流れ星が見えたそうです。
私も寝そべって流れ星を探しましたが、結局見られませんでした。PM9:30就寝。
おっと…一人80年代のアイドルがいます(笑)

AM6:00起床 雨予報なので雨が降る前に朝食の支度を開始。
早起きの太田さんが手際よく火をつけてくれて、私は朝食の準備をします。
メニューは、ハムチーズとコンビーフのサンドとコーンスープです。
焚き火で食パンを焼いて食べました。
(当初はホットサンドにする予定でしたが、魚崎がホットサンドメーカーを忘れてしまったのは内緒です。)
朝食が終わって、撤収の時に通り雨に打たれましたが、すぐに止んでくれたので問題ありませんでした。

AM8:30あっという間に出発の時間になりました。お世話になったプライベートビーチに後ろ髪を引かれながら出発します。

帰る前に小幌駅に立ち寄りました。

きれいに藪が刈られてとても歩きやすかったです。

小幌駅で記念撮影。昭和の雰囲気が漂っていますね。

まさに秘境の駅です。

帰りは、向かい風が吹いて、風の影響を受けて思うように進みません。どんどん風が強くなる予報で、風が強くなるまでに辿りつきたいので頑張って漕ぎました。

無事にゴール地点の静狩に到着しました。本来の希望だった積丹半島を漕ぐとこはできませんでしたが、一度は行ってみたい秘境の小幌駅や礼文華海岸を漕ぐことができて満足しています。久しぶりのシーカヤックでしたが、とても楽しく漕ぐことができ、早くまた次の海旅へ行きたくなりました。

今回のルートはこんな感じです。DAY1 礼文華浜公園~キャンプ地 約6.5km 2時間30分 DAY2 キャンプ地~静狩 約7.8km 2時間45分

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最後まで読んでいただきありがとうございました。
秀岳荘白石店 藤田