
こんにちは😃白石店の藤田です。
今回は、支笏湖西岸に位置する支笏カルデラ外輪山の山々を雪洞泊の一泊二日で縦走してきました。
相棒は白石店の加藤です。
今シーズンの目標である雪洞泊をやってみたいと加藤に相談したところ、二つ返事で快諾いただき山行決定。
行き先をどうするか悩みます。
雪洞が掘れて縦走できる山はどこか。いや、縦走したら面白そうな山はどこか。
しかも加藤は、二日目下山後の15時には仕事で白石店につかなければならない。
そんな条件の中で選んだのは、店から移動距離の短い支笏湖周辺の山に決定⛰️
贅沢に車が2台使えるので、ゴール地点に車を1台デポして一筆書き縦走をすることにしました。
【計画】
DAY1
美笛から入山
丹鳴尾山→鳴尾山→丹鳴山→フレ岳の稜線で雪洞泊
DAY2
キャンプ地点からフレ岳北峰→振丁→全面結氷したオコタンペ湖を横断して恵庭岳登山口駐車場へ下山する。
登山日:2026.02.04-05
日の出:6:47 日の入:16:51
総距離17.3㎞
累積標高:登り1417m /下り1190m

計画が決まれば装備の準備です。 雪洞泊縦走に使用した装備はこんな感じです。 【藤田編】 総重量16㎏(テントが無いのに結構な重量です。)
| 装備名 | ブランド | 商品名 |
| ザック | mont-bell | リッジラインパック70(モンベルギアラック付き、80Lの防水バッグを中に入れる) |
| スノーシュー | MRS | ライトニングアッセント22 women’s |
| 冬用登山靴 | mont-bell | アルパインクルーザー3000 |
| ゲイター | ISUKA | ゴアテックスライトスパッツ |
| ポール | Black Diamond | トラバース3スキーポール |
| ショベル | K2 | K2 back side rescue shovel |
| プローブ | MAMMUT | Carbon Probe 280 Speed Look |
| 雪崩トランシーバー | ピープス | PRO IPS |
| アウタージャケット | mont-bell | ストリームジャケット |
| アウタービブパンツ | mont-bell | アルパインビブ |
| ソックス | mont-bell | メリノウールアルパインソックス |
| インナーソックス | mont-bell | ジオラインL・Wソックス |
| ミドルウェア | Patagonia | キャプリーンエアフーディー |
| 肌着上 | Fainetrack | ドライレイヤーベーシックロングスリーブ |
| 肌着下 | mont-bell | EXPメリノウールタイツ |
| ブラー&ショーツ | mont-bell | メリノウール |
| ミドルウェア下 | mont-bell | トレールアクションニーロングタイツ |
| 帽子 | Oakley | MODBCに付属しているソフトシェルの帽子 |
| 防寒着上 | Patagonia | マイクロ・パフ・フーディWomen’s |
| 防寒着下 | mont-bell | ULダウンパンツWomen’s |
| サングラス | SMITH | Shift split MAG |
| 日焼け対策 | OuterU | faseGlove HighLoft |
| 行動中グローブ | THE NORTH FACE | ウィンドストッパーイーチップグローブ |
| 雪洞用グローブ | TEMRES | TEMRES01WINTER |
| 防寒グローブ | OUTDOOR RESEARCH | ビターブレイズ エアロゲルグローブ |
| オーバーグローブ | mont-bell | トリガーフィンガー オーバーミトン ロング |
| ガソリンバーナー | SOTO | ストームブレイカー、400mlボトル1本 |
| ネックゲーター | mont-bell | ストレッチクリマプラス200 マルチネックゲーター |
| 鍋 | mont-bell | アルパインクッカー16 |
| マグカップ | mont-bell | チタンサーモマグ300 |
| シュラフ | mont-bell | ULスパイラルダウンハガー#1 |
| シュラフカバー | mont-bell | ブリーズドライテックスリーピングバッグカバー |
| シュラフマット① | THERMAREST | サーマレストZライトソルショート |
| シュラフマット② | THERMAREST | 旧商品サーマレストエアマット |
| グランドシート | mont-bell | ステラリッジ2型グランドシート |
| テントシューズ | mont-bell | スーパードライテック ダウン フットウォーマー |
| ツェルト | mont-bell | ライトツェルト |
【その他持参した物】
バーナー敷き板、カトラリー、お湯用保温山専ボトル500ml、ナルゲンボトル1L、、飲み水用ナルゲンボトル500ml、飲み水用保温ボトル500ml、飲み水用雪を入れる大きなゴミ袋、折りたたみジョウゴ、水濾す用コーヒーフィルター、ウェットティッシュ、食糧、フードコジー、行動食充電器一式、ヘッドライト、着替えの靴下、LEDランタン、ロウソク、救急用品、雪を落とすブラシ、地図、コンパス、携帯GPS地図、タッチペン、お尻敷きパッド、化粧品歯ブラシの衛生用品など…。行動水は、温かい紅茶500ml、スポーツドリンク500ml、サーモスに温かいお湯500ml。

今日の足周りはスノーシューです。雪洞泊の荷物がずっしり。
スプリットボードで行きたかったけど、稜線上にアップダウンが多数あり、尾根までに急登あり、登るのが大変だと予想できたので、のんびりスノーシューで行くことに決めました。
【加藤編】
総重量12㎏(カメラ系が2kg位あって重たい)
| 装備名 | ブランド | 商品名 |
| ザック | Blueice | スタッシュ 60L |
| スノーシュー | TUBBS | FLEX VRT |
| 冬用登山靴 | LA SPORTIVA | ネパールEVO GTX |
| ゲイター | OUTDOORRESEARCH | クロコゲイター |
| ポール | mont-bell | アルパインフォールディングポール |
| ショベル | ORTOVOX | プロフェッショナルライト |
| プローブ | Black Diamond | クイックドロープロカーボン320 |
| 雪崩トランシーバー | ピープス | PRO IPS |
| アウタージャケット | mont-bell | ストリームジャケット |
| アウタービブパンツ | MILLET | ビブパンツ |
| ソックス | Smartwool | スキーターゲットクッション |
| ソフトシェル | fine-track | フロウラップフーディ |
| ミドルウェア | Bluemonte | プリマロフトフード付きフリースロングシャツ |
| 肌着上 | MILLET | ワッフルウールクルー |
| 肌着下 | fine-track | メリノスピンサーモタイツ |
| 泊用防寒上 | mont-bell | アルパインダウンジャケット |
| 泊用防寒下 | fine-track | ポリゴンアクトパンツ |
| 帽子 | Autumn | VISOR |
| サングラス | Niho | NH-101 col.2 |
| インナーグローブ① | mont-bell | ウールトレールグローブ |
| インナーグローブ② | mont-bell | トレールアクショングローブ |
| アウターグローブ① | mont-bell | 2in1アルパインテックグローブ |
| アウターグローブ② | TEMRES | 05overshell |
| バーナー | SOTO | FUSION Trek |
| クッカー | EVERNEW | Ti U.L. Pot 600 |
| カップ | EVERNEW | Ti Demitasse 220 NH |
| ボトル | mont-bell | アルパインサーモボトル350L |
| シュラフ① | ダウンキルト | リミット-2度 |
| シュラフ② | ダウンフードレス | リミット7度 |
| シュラフカバー | HERITAGE | ファスナー付シュラフカバー |
| スリーピングマット | EVERNEW | FPマット |
| スリーピングマット | 断熱エアマット | R5くらい |
| テントシューズ | ISUKA | テントシュ-ズショ-ト |
| グランドシート | KAMMOK | Mesamat |
| カメラ | Nikon | Z5II |
| レンズ | Nikon | Z24-200mm |
| カメラバッグ | OSPREY | カメラチェストリグ |
| アクションカメラ | DJI | Osmo 360 |
| バックパック② | chant! | Front Mesh Sack |
| モバイルバッテリー | CIO | SMARTCOBY TRIO 35W 20000 |
BLUEICEスタッシュ60Lはシンプルな構造ながら背負い心地は悪くなく、冬の縦走登山にも適しています。
お世辞にも使いやすいとは言えないトップリッドを外すと700g代で、この手のバックパックではとりわけ軽量。
オシャレに小物を入れるのにchant! メッシュサックを外付け。
好天予報だったので、ミラーレス一眼を持ち出し。
普段とは違う方向から見る支笏湖外輪山に、シャッターを切る数が増えました。
雪洞内は寝起きで-1度位でとても暖かく、寝具はかなり余裕がありました。最近は3シーズンキルトに、夏~3シーズン用を合わせて真冬に対応。真冬用1個よりも軽く暖かいと思っています。
ソロ以外の冬山泊は人生で数えるほどしかなく、雪洞で2人は初めてすぎてワクドキでした。
食事はほぼお湯戻し系で、水作りからお湯沸かしまで分離式バーナー+新品OD缶ならドロップダウンも気にならず。

加藤の荷物です。メッシュのナップサックに行動食と夢がいっぱいです。

OSPREY カメラチェストリグをお借りしました。
付属ハーネスを使うと背面を使って肩と脇で固定ができて、バックパックとも干渉しません。
カメラを最大限保護しつつ、頻繁に出し入れするのに最適でした。
サイドのフィット感が高く、小走りでもズレず、斜面で頭から転んでも問題ありませんでした。
ただ背中のパッドがしっかりしすぎているため、夏には背中が蒸れそうですが、冬期登山にはマッチするでしょう。
2kg近いフルサイズセットを2日を背負っていたら肩が少し痛くなりました。
・OSPREY カメラチェストリグ→ロストアロー

数日前のトレースを見つけて、トレースを有難く使わせていただきます。

丹鳴尾山まではグイグイ標高を上げていきます。
この辺りは雪庇のある細尾根歩き。

最近のお気に入り。「outeruアウターユー」と言うフェイスカバーを使用しています。
鼻や頬を日焼けから守ってくれます。熱成型を行い、自分の顔にフィットさせて使用します。
秀岳荘白石店、ネットでも販売しています。

標高を上げると支笏湖と風不死岳と樽前山の溶岩ドームがお迎えしてくれました。

尾根を歩いていると、後ろから素敵なおねーさんが登って来られました。
今日は、誰も来ないと思い込んでいたので、とてもびっくりしました。
ご挨拶をかわして、行先を訪ねたところ「丹鳴山までいきます」ということでした。
ここからおねーさんのごっつぁんトレースをいただきました。
この場をお借りして御礼申し上げます。おねーさんありがとうございました。

約3時間で丹鳴尾山に到着です。天気がいいから気分は上々!
SMITHの調光レンズがしっかり調光してくれていますのでストレスを感じず歩けています。

左の白い山が【丹鳴山1039.3m】、右の山が【恵庭岳1320m】です。
遠くに見える丹鳴山を見て少し愕然。

標高800m
気温が高くなり、スノーシューに雪がまとわりつき始めました。

14:00 丹鳴山到着
移動距離8.0km/7時間36分
予定ではフレ岳まで進むはずでしたがタイムアウト。
雪洞適地を探します。

丹鳴山を少し下ったところで、どこに雪洞を掘るのか、とりあえずプローブを差してみた。
縦180㎝、横160㎝の積雪があり。雪洞泊はこちらに決定!
掘り進めるとすぐに枝や笹にぶつかり、奥へは掘れず。
雪壁と平行に、二人が寝られる約4mの空間を確保しました。

こんな感じで雪洞は約50分で完成。あぐらをかける高さの快適空間です。
早速、荷物を詰め込んで、寝床を作り、明日の行動水と晩御飯作りを始めます。
外で寝ることが大好きな加藤は、さっさと寝床を作り、ガスバーナーで、お湯と晩御飯を作り始めました。
加藤のメニューは『BCフードのトレイルそばとえびの天ぷら、アルファ米にアマノフーズのカレーです。』
・B.C.FOOD トレイルそば→SHUGAKUSO ONLINE

私も何とか荷物を引っ張り出して、寝床を作ります。なかなか気に入ったポジションがつかめずもぞもぞしていましたが、なんとか目処が立ち、加藤から遅れてお湯と晩御飯の準備にとりかかりました。
雪洞に棚を作って小物を置いておくと、とても便利でした。
冬用テント泊の為に購入したガソリンバーナーが活躍します。しっかりとポンピングをして火をつけます。

お互いの快適スペースの真ん中にキッチンを設けました。
ドーンと雪を透明のゴミ袋に詰め込んで、雪を溶かして明日の行動水を作ります。
藤田の晩御飯メニューは、アマノフーズの大根のお味噌汁と尾西のアルファ米とアマノフーズの牛とじ丼です。
山でお肉が食べられるので、とってもお気に入りのメニューです。

こんな感じで加藤は就寝です。
シュラフに、シュラフカバーをかけて、靴とソックスを脱いで足もリラックスした状態で眠るようです。

私もシュラフカバーをつけました。
足元は、寒がりなので、ダウンテントシューズとソックスははいたまま眠りました。
他にも、ホッカイロをお腹にあてて、ナルゲンボトルにお湯を入れて湯たんぽを作りました。
19:30就寝
しかし、4回くらい足が冷たくて目が覚めました。ダウンテントシューズを脱いで寝た方が、シュラフに体温が伝わり、温かく眠れました。

雪洞の入口はこんな感じです。
入口はタープで塞ぎ、風対策。
幸い風下斜面で、風の侵入はありませんでした。

おはようございます!二日目の朝です。
きれいな朝焼けを見ることができました。

私は、朝ごはんにゆず塩ラーメン。ちょうど一人前。乾燥野菜と一緒に食べました。

ラーメンを茹でていると雪洞の中は、湯気で大変なことになりました汗

出発の時。雪洞はもったいないけど、次の方が穴にハマってしまう危険性があるのでつぶしました。

6:45出発。
朝焼けが美しい。

ふわふわに森の中を歩きます。

フレ岳1046ⅿは直登ルートで歩きました。

丹鳴山からコルまで118m下げ、コルからフレ岳まで132m上げます。
登りで見る山容と、下りで見る山容は、まったく違っていて驚きました。
参考までに今回の雪洞ポイントに赤丸をつけてお知らせしておきます。
雪洞作りは、なにが正解かわかりませんが、今回は快適に眠れたので正解としておきます。

8:21 フレ岳到着。
平坦な山頂で標識探しに時間がかかりました。

フレ岳北峰1044ⅿを踏んで、恵庭岳の手前に見える振丁(ふれてい)1016mに向かいます。
ここからは安定した稜線歩きで楽しかったです。

最後の頂、振丁1016mに到着です。「ふれてい」と読みます。
時間は9:17

あとは、全面結氷したオコタンぺ湖方向に向かって歩くだけです。
視線の奥には、真っ白のオコタンペ湖が見えています。

オコタンペ湖は、しっかり凍っていて歩きやすかったです。

11:40 ゴール。
スタート地点に停めていた車を回収して、加藤とお別れをしました。彼は、無事に店にたどり着いて仕事をしたようです。
北海道道78号支笏湖線は、2020年6月の崖崩れ以降、現在も通行止めとなっています。
そのため、自分の足で歩かなければ出会えない「秘境感」を存分に味わうことができました。
丹鳴山とフレ岳は、別々に日帰りで登られることが多く、一泊することで一気に二座を踏破できる、贅沢な山旅となりました。天気にも恵まれ、最高の二日間でした。
今回、雪洞泊を体験して感じたメリットとデメリットは以下の通りです。
【雪洞泊のメリット】
・雪の中は意外と暖かい
・テントが不要なため軽量化できる(※ツェルトは必要)
・非日常感があり、ワクワクする
【デメリット】
・身体や装備が雪で濡れる
・十分な積雪が必要
・場所選びが難しい
・換気を怠ると酸欠の危険がある
・天井崩落の可能性がある
デメリットに関しては、経験値でカバーできるかもしれません。
雪洞泊は思っていた以上に快適で、「また泊まってみたい」と素直に思える体験でした。
雪山では、万が一の際にビバークを強いられることもあります。そうした状況に備える意味でも、一度経験しておくことは大切だと感じました。
みなさんも機会があれば、無理のない範囲でぜひ体験してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
秀岳荘白石店 藤田&加藤
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