フリークライミング→キャンプ→ブナの山ハイキング

白石店1階グッズ売場の遠藤です。

先日、洞爺湖沿岸でフリークライミングのあと蘭越でキャンプし、黒松内岳でハイキングしてきました。

若手強強クライマーさんからフリークライミングの指導をいただけることになり、洞爺湖の岩へ。
この岩場は早春から暖かいところなので、残暑では厳しいかなぁと思ってたら、程よく気温が下がってきたので快適でした。
最盛期で登れるグレードはインドアジムの5.11aがようやくだった僕は、今では5.10bまで力量が低下していて、外岩でのフリークライミングは久しぶりでまったく自信がない。ひたすら5.10aのルートにチャレンジし続ける1日となりま

岩場へのアプローチの道

さて、この5.10とか5.11とはデシマルグレードといってクライミングの難易度の表示のひとつです。
最初の5という数字ですが、次の表のようなイメージで大まかなレベルを指し、

左側の数字ルートの険しさ
1なだらかなハイキングルート
2やや険しい登山道
3ときには手での支えが必要になる道
4ロープも使いたくなる岩場
5ロープでの安全確保が必要なロッククライミング

次の10とか11がロッククライミングとしての難易度で、さらにそれを細かくアルファベット4段階表示しています。
発音としては5はあえて言わず、5.10bは「テンビー」、5.11aは「イレブンエー」と言います。
現時点で世界のトップクライマーが登ることができている限界は5.15dとなっていますが、一般の人は5.12を登ることができれば上手な人で、5.11を登れるようになればイレブンクライマーと言われ、初級者の仲間入りとなります。
つまり僕は未だにフリークライミング入門レベルなのです。

強クライマーさんにいろいろ教えてもらいました

さて、明日は黒松内なので帰札せずニセコエリアでキャンプ。蘭越町の昆布に温泉至近の手頃なキャンプ場を見つけておきました。

グッズ売り場の担当である以上、焚き火とかキャンプらしいキャンプにします。とはいいながら調理はせず温泉でのジンギスカンセットでビールとともに夕食。
山中テント泊ではなく普通のキャンプをするのは久しぶりで、焚き火台も数年使っていませんでした。おまけに薪を割るためのナタも忘れてきて、ちゃんと火を点けられるのか不安があったものの、文化たきつけで無事1発着火。

ふるーい焚き火台

この「文化」という言葉、文化包丁とか文化鍋とか文化住宅とか、昔の人がちょっと工夫した製品に用いたような印象があり、戦後の高度経済成長時代を思わせ、なんだか微笑ましい。最近ちょっと食傷気味に感じる「昭和の」や「レトロ」よりも好いと感じてます。

羊蹄を望む

翌日ゆっくりはしないので、撤収が楽になるようにある程度片付けておき、特に夜露朝露にさらされないようにします。なので焚き火も早く燃え尽きるように少しにしておきました。
朝のテント撤収では朝露をサッと取り除けるように、洗車用の「ユニセーム」を使います。軽量コンパクトなので山中テント泊でも使っている装備です。

ユニセームは必須

翌日、案外昆布のまちから距離があった黒松内。先輩宅で合流して登山口へ。昨日までは雨予報ではなかったはずが、レーダーには山に雨雲が表示されていました。もともとは登山道整備も手伝って。と言われてたのだけど、雨の中作業するのは面倒だし結局機材の担ぎ損になるかもということで、普通のハイキングとしました。
初っ端から急登がはじまります。
全道各地に存在する登山道の多くは、当時の営林署により作業道名目で整備されたもので、山頂まで最短で拓かれているため急登なのだとか。

先輩が資金調達して設置してきたロープ

これまでに先輩がコツコツと、登山者の足の運び方を想定し、また雨水をいなすよう工夫して作業した箇所も教えてもらいました。そして強風等により登山道に横たわる倒木を、登山者にどのように越えてもらうかの作業イメージも。山頂近くの急登には資金調達して設置したロープが設けられています。しかし雪の動きによりロープを固定する強固なはずの支点が若干影響を受けている部分も。(※登山で補助的に使う分には安全上当面問題ありません)

暴風雨の山頂

8合目を超えると雲の中となり暴風雨。しかし職業登山者ふたりならこの程度では引き返しません。しっかり対策をしたうえで山頂へ。
下山では1合目から下は迂回路ルートをとります。単なる急登回避ルートというよりも、黒松内が自生北限であるブナを観察できるルートです。

ブナ林を歩ける登山道で札幌からあまり遠くないのはここと写万部山くらい。
低山だけどよく知るとなかなかの個性を持っている山なので、もっと知られても良さそうですね。

今回は1行程でクライミング、キャンプ、ハイキングの3つの形態のアウトドア活動でした。その分装備が多くなります。
僕は普段、登山の場合でも2日前に準備をすることにしています。そうすると足りないもの(例えば電池とか)があることに気付いたら、翌日に調達する余裕を確保できるのです。(それでも今回はナタを忘れたのですが。)

白石店グッズ売場 遠藤