
前回のブログで9月にスルーハイクする
アメリカのジョン・ミューア・トレイル(JMT)
の準備編として許可証やルートについて書きましたが、
今回は装備、持ち物について書きたいと思います。

僕の装備はいわゆるUL(ウルトラライト)のハイキングスタイルです。
JMTは350kmを3週間で踏破が通常ペースなんですが、
今回は許可証と仕事の休日数の関係で、
400kmを2週間強で歩く必要があります。
そんな訳で荷物をできるだけ軽くして、
早いペースで歩くためにULを実践します。

僕が実践するULハイキングではまず持っていく道具全ての重さを測ります。
それをリストにして見える化を行い、軽量化を図るのが基本です。
単位はグラムです。

< span style="font-family: HiraKakuProN-W3;">【バックパック】
今回使用するバックパックは43Lのフレームレスです。
フレームレスにすることでバックパック自体の重量を軽量化。
全ての荷重を肩と背中で背負い、腰には荷重が掛からないので
下半身が動きやすくなり早いペースでの歩行が可能になります。
そう言うといい事ばかりに思えますが、
上半身だけで背負える重量と、
フレームレスバックパックの耐久性を考えると、
快適に運べるのは25lbs=11kg前後と言われています。
水が2L、食料を後述するベアキャニスター込みの重量5kg
で考えると残りは約4kg。
その重量で全て収めるにはそれなりの工夫が必要になります。
またフレームが無いので上手にパッキングをしないと、
背負い心地がかなり悪くなります。
そのデメリットを克服するととても軽快に歩けるようになるので、
一度試してみて欲しいです。
こちらのメーカーは取扱無しですが、
他のメーカーでTrailbumなど取扱があります。


【テント】
テントは軽量化のためにタープ泊などを検討していましたが、
気温が一番低い時でマイナス5度、
場所によっては蚊が沢山いる場所もあるため、
さまざまな環境に対応できるDCF(ダイニーマ)のテントを購入。
軽量はもちろん、DCFは保水をしない生地なので、
雨や結露で濡れて重くなったりしません。
乾かす必要がなく早い撤収が可能になるため、
ロングディスタンスハイキングに適していると思います。
欠点はとにかく高額、通気しない生地のため結露しやすいところ。
こちらのメーカーも取扱ないですが、
他のメーカー、Litewayなどメーカー在庫があれば取り寄せは可能です。

【エアマット】
キルトを使用する場合、背中の保温はエアマット頼みになります。
よってR値4.3と暖かめのマットを用意。
こちらも販売中。


【インサレーション】
キルトがダウンなので、保温着は化繊綿のものをチョイス。
もしも濡れてしまった時、両方ダウンだと致命的になるので。
当店取扱いあり。

9月のJMTはほぼ雨が降らないため、
レインパンツではなく防風防寒用途のウインドパンツが定番。
軽くて嵩張らないので、日本でも短パンの時の備えとしておすすめ。
お取り寄せ化。
【着替え】
渡渉が頻繁にあるため靴下の替えは必要。
寝る時は気分的に行動着と別にしたいので、
メリノのノースリーブとAlpha Directを上下で着て、
保温性も確保。
