分水嶺トレイルに行ってきました!

”歩けるんだ。”
3日間歩いてみて、自分自身に驚きました。

こんにちは!白石店登山コーナーの外崎です。
7/18(土)~20(月)に開催された山岳縦走大会の分水嶺トレイルに行ってきました。
分水嶺トレイルの存在は知っていたものの、一緒に参加してくれる人問題、ソロは不安だし、北海道からの参加はハードルが高い。
そんな中、エバニューの太田さんが毎年参加されていると聞き、思い切って「分水嶺に出てみたいです!」と伝えたら、OKをいただきました。
ということで、今回はチームエバニューACに混ぜていただき、エバニューの太田さん、鈴木さん、私の3名で参加してきました。

分水嶺トレイルとは?
以下大会要項からの抜粋です。
分水嶺トレイルは、奥多摩から奥秩父山塊の分水嶺を通り清里・野辺山までを自分の足のみで踏破する山岳縦走大会です。
そのコースは千曲川、富士川、多摩川、荒川の源流域であり、雲取山、甲武信ヶ岳、金峰山、瑞牆山という4つの百名山を含んだ秩父多摩甲斐国立公園の2000m級の稜線を繋いでいくもので、全行程の99%がトレイルとなります。ここを他からのサポートを最小限にして制限時間内に踏破することは、体力、装備、山行計画、安全対策など山岳縦走のさまざまな知識と経験が高いレベルで求められます。参加される皆様がこの大会を通して自身の力を存分に発揮し知識や経験を高め、同時に自然と人の営みを感じとる機会としていただけることを目的として、私たちはこの大会を開催します。

◆今回のエリアの地形図は8枚分◆

7/17(金)の夜、スタート地点である東京の奥多摩自然公園に集合し、まず受付に行きました。

続いて、必携品があるかどうかの装備チェックを受けます!

スタートまで時間があったので、最終準備をしました。
受付時にいただいたガーニーグーを太田さんに教えていただき、足のすれやマメ防止に塗りました。指の間、かかと、足の裏によく塗って保護膜を作ります。
これがなければ、3日間歩ききれない重要な道具でした!
ガーニーグーのおかげで、私の場合は3日目まではマメができず、2日間は足のトラブルなしでした。

参加者全員で記念撮影!

7/18(土) 0時
いよいよスタート!
くもり予報だったのに小雨。
そのうち雨が止むことを願いつつ、一番歩かなければいけない1日目のはじまりです。
1日目は45kmぐらい歩きます!

今まで夜間行動はしたことがなかったのでドキドキですが、ヘッドライトをつけて、もくもくと歩きます。
雨が降っていたので、気温は高くなく、快適な温度で行動できました。
第1チェックポイントである雲取山荘をまずは目指します。
なかなか雨は止まず、7:40頃に雲取山荘に着きました。

雲取山荘では水の補給、トイレ休憩、行動食を取り、ゆっくり休みました。
ひそかに百名山のバッジを集めている私は山荘でバッジをゲット!
500円!このご時世に良心的な価格に感動!

さあ、次のチェックポイントであり、本日のゴールの雁坂小屋を目指します。
まずは雲取山山頂へ。

結局、1日雨でした。小雨になったり、横殴りの雨になったり、想定外の雨、雨、雨。
所々ぬかるんでいて、滑ったり転びました。
どこの写真かもよくわからない(笑)
ただ、雨だったので虫いっぱいゾーンに虫がまったく飛んでいなかったのは、せめてもの救いでした。

小さな分水嶺に到着
ここまで来れば、今日のゴールまではもうすぐ!
と思いきや、この後すぐの雁峠からの急登、からの古礼山と水晶山を越えていくのが辛かったですね~

ようやく20:30頃、雁坂小屋に到着!
雨が降っていなければ、もう少し早く到着できたかな。
20時間行動でしたが、歩けちゃったな!足もそんなに痛くない!というのが1日目の感想です。
今日はここで泊まります。
それぞれ持ってきたツエルトを張って、さくっとご飯を食べました。
ちなみに太田さんは今年のエバニューの新作の自立式ツエルト『Ledge highat / carbon』で、雨の中でもすばやく張れて、快適そうでした!
明日は7時出発ということになり、早々に就寝。
さすがに疲れていて、ほぼ起きずにぐっすり眠れました。

翌日、4時頃にまわりがざわざわし始め、となりのテントの方はヘッドライトが壊れたので、ここでリタイヤすると話していました。
そして、実は出発関門があって、6時半までに出発しなければいけないことが判明!!
やばーーーい!!急いでご飯を食べ、出発準備をしました!

どうにか出発関門に間に合い、雁坂小屋を出発!
雨の影響で、この時点で16チームがリタイヤしているということでした。
私たちのチームが最後の出発になり、スイーパーさん(レースの最後尾につくスタッフさん)が後ろを歩くことになりました。
2日目は雨も止み、くもり。景色はガスっていて、あまり見えませんが、気温もさほど高くなく、雨が降っていないのは助かりました。

昨日よりも今日は歩く距離が短いということで気持ち的には楽で、あっさりと甲武信小屋に到着!ここで、それぞれ補給タイム!
チームメンバーがコーラを飲んでいる中、炭酸が飲めない私はバナナとアクエリアスを買わせていただきました。
ケミカルな行動食が多かったので、バナナを食べられるなんて幸せすぎる!!
エネルギー満タン!今日一日がんばれそう!!

なんだか調子が徐々に上がってきました!甲武信岳に到着!
15年?ぐらい前に登ったことがありますが、覚えてないものですね~
今回歩く4つの百名山はそれぞれ登ったことがありますが、縦走することで道がつながっていくことに感動しながら歩きました。

次は国師ヶ岳。
甲武信岳からここまで、にせピークに何度かやられ、、、
かなり遠かったです。

その後、16:30に大弛峠のチェックポイントに着きました!ここの関門は18:00までだったので、時間前にしっかりクリア。
運営の方が用意してくださったお味噌汁をいただき、乾杯!
また、エバニューサポートチームの高橋さんと根本さんが待っていてくれました。
引き続きがんばれ!と送り出してくださいました!
さあ、本日もうひと頑張りです!!

金峰山山頂の五丈岩に到着!岩だらけの山が続きます。
山頂から瑞牆山や小川山のかっこいい岩場が見えて、テンションが上がります。

この後、日が暮れてしまい、ヘッドライトをつけて富士見平小屋へ向かいます。
暗い中の岩場の下山はなかなか大変でした。
ようやく22:20頃に富士見平小屋に到着。
スタッフの方に具だくさんのお味噌汁をいただき、生き返りました!
ここではさくっと食事を取り、ベンチでシュラフカバーにくるまって2時間ぐらい仮眠!
星空がすごくきれいでした。

3日目は2時50分に出発!
さあ、ゴールの萌木の村ROCKに向かいます。
暗い中、鎖場の通過、岩を登っていき、瑞牆山の山頂で日の出を見ることができました。贅沢な時間でした。

林道まで下りて、ここから信州峠までは地図読み区間です!
先回りしてくださっていたエバニューサポートチームに見送られ、一気に稜線まで急登を登ります。

3日目は晴れて、めちゃくちゃ暑い!

これは梅雨明けたんじゃない?と言いながら、
暑い、暑いと夏を満喫しながら、歩きました。

1日目、2日目と違って、暑さと戦いながら、11:00頃に信州峠到着!
ここでも先回りしてくださっていたエバニューのサポートチームとも合流し、また応援していただきました!!

ゴールには間に合うのか!!ここからは時間との勝負です!
17:00までに行けるのか!!

横尾山頂上!
暑さにやられぎみで休んでいると、スイーパーさんがやってきて、急がないと時間内にゴールできないとのこと!

ルートを間違ってしまったり、暑さに体力を持っていかれてしまったり、ザックが壊れてしまったり、ストックが折れたり、チームとして3日間のいろいろなアクシデントが重なり、残念ながら、ここでメンバーの体力の限界がきてしまいました。
大会本部に時間内にゴールできないことを連絡しました。

ここまで来ると、エスケープルートがないので、この先の獅子岩までは歩かなければいけないとのこと。
運営の方と相談して、エバニューのサポートチームに獅子岩まで車で迎えに来てもらって、スイーパーさんも一緒に車でゴールに行くことになりました。
途中で休みながら、最後の力で歩き続けました。

そして、この大盛山が今回の私たちのゴールとなりました。
エバニューACサポートチームの高橋さんがここまでお迎えに来てくださいました!
こんなにサポートしていただいて感謝しかないです!!

看板のうしろに見えるのが飯盛山で、本当は飯盛山を登って下りるのがゴールの萌木の村へ向かうルートでした。

引き続き、車のある獅子岩(昨年までのゴール)へ向かいます。

日本の分水嶺に到着!
ここから車に乗ります。この日本の分水嶺に来れたのはよかったかも(笑)

ここが本当のゴール!萌木の村ROCKです!
ここまで来たかったーーー!!!
ゴールは来年までお預けです。。。
スイーパーさんにも本当にお世話になりました。ありがとうございました。

大会に参加する前は、夜間行動、歩いたことのない長距離、過去最長行動時間、ツエルト泊など、不安なことがいっぱいありました。
それなりに準備したつもりだけど、あれもしておけばよかったとか、いろいろな思いが直前に巡ってきました。
それでも不思議と、スタートしたら不安はどこかに消えてしまい、とにかく楽しくて、どっぷり3日間を山で過ごせた貴重な時間となりました。
終わってみると、意外とやれるじゃん!とすごく自信がつきました。(ゴールはできなかったけど。。。)
経験値も爆上がりです(笑)
まさに山の総合力を試される大会でした。
参加して本当によかったです。そして、何よりもエバニューACというチームが最高すぎました!一緒に歩いていただいたメンバーもサポートメンバーもすばらしい人ばかり。最高のチームメンバーと出会えて、心の底から楽しかったです。
チームで参加する楽しさを満喫できました。今回はおんぶにだっこで、太田さんにお任せしすぎたので、来年は自分ができることは何なのかをしっかり考えて臨みたいと思います!

↑ ↑ 参加賞でいただいた大会の手ぬぐい

この手ぬぐいを見るたびにここはこんな感じだったなあと思い出がよみがえってきます。
はやくも分水嶺ロス始まってます!

そして、今回の私の装備はこんな感じでした!
写真のもの、プラス食料と行動食をブラックダイヤモンドのディスタンス22に入れました。
計測し忘れましたが、7~8㎏ぐらいになったかと思います。
この他に共同装備のIBUKI、ロープ、コッヘル、バーナーは太田さんに持っていただきました。
ほんとに楽させていただいちゃいました。ありがとうございました。

長々と書いてしまいました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
みなさんも分水嶺トレイルに挑戦してみませんか?
来年、一緒に新しい景色を見に行きませんか?
分水嶺トレイルについて、詳しく聞きたい方は白石店までどうぞ!

最後にエバニューACのみなさま、大会運営スタッフのみなさま、地域のみなさま、関係者のみなさま、ありがとうございました。
こんなに楽しく、素晴らしい大会に参加させていただき、心より感謝申し上げます。
※写真は一部大会運営者の方に撮影していただいたものを使用させていただきました。

白石店登山コーナー
外崎